連載は続く~SF掌編『地球史その後』編


テレヴィな日々の探偵氏。
二酸化炭素地球温暖化温暖化原因説タイプの前後編番組を見ての感想。
その前に以下のページを参照。
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p03.html
二酸化炭素ほかに温暖化の効果があるとして、
それが無い場合、地球上の平均気温はなんと!-19℃になってしまうらしい。
効果した場合は平均で14℃になっている。
ついでに、氷を融かす時、その1グラム当たりで80カロリー消費する。
水を一℃上げるには1カロリーだから、その比較ができる。
流行りだから二酸化炭素とか温暖化とかをベースにしているのかもしれないけれど、それはそれとして、番組中には様々にネットで簡単には辿り着かない温度変化などデータが登場していた。
たとえばホットハウスとアイスハウスを地球史の中に見て取れるという温度変化のグラフ。
以前の概念に馴染んでいる諸氏には氷河期とそうではない時期と取れる。5,6億年間の温度変化では25%がアイスハウスの時期、75%はホットハウスの時期とみなせる。
ということで地球史的には7割以上が間氷期よりもはるかに気温の高い温暖な時期になっている。
番組ではほかに氷河期の寒い氷期であっても条件次第(雨とか雪とが降らず乾燥していたり)で植物が繁茂するような北の地域のようなことも起こりうる。
シベリア~アラスカの海水面が後退した条件も重なったような時期の広大な植生を紹介していた。
お馴染みの丸山氏のネットでの手短に整理された発信(https://www.yoho.jp/shibu/tokyo/39maruyama-2.pdf)も参照したりすると、ミランコヴィッチ周期のうちの2万年版(太陽を巡る楕円軌道じょうの位置の移ろい=もらうエネルギー量変化)が今時の地球には影響が濃くなる時期に当たっている。
先の比熱系のデータとか、天文からみデータとか、計算をパッパッパとやってのける諸氏においてはちょっとした暇つぶしに試せる条件くらいはありそうだ。
氷がとければ水温をかなり下げてしまう。
太陽エネルギーが頼りだ。上記URL資料を参照できれば、赤外線で少し逃げる。その分量の絶妙さがヒトにとっては生きやすい地表面平均気温を成している。
シベリアのエリグイグイドグイン湖を掘削してデータ整理が成されつつあるらしい。列島版の三方湖資料を想起されたい。
これらの一応の編年データがもう少し一般に利用しやすいようにネットに載ってくれば、多くが推論のために諸々の資料集めを駆使しながらを楽しめるようになる。
ところで新型コロナウイルスがどうやらインフルエンザウイルスに似て、季節性が有意の活動性を帯びているらしいことが判明しつつある昨今だけど、工学的に絞り込んでいく記述からしっくりくる読者もいればそうでない諸氏も沢山いらっしゃると思える利根川進氏の『生命を分子の言葉で語るために』(サイエンティスト・ライブラリーNo.79)を生命誌研究館のページ(http://brh.co.jp/s_library/interview/)で読める。
この種のミクロに関わる素材も、日々の太陽エネルギーの入りと無縁な諸々は地球ができた時の構成やそれ以来の飛来物でできていることを想起されたい。
-19℃だったり14℃だったりに納まるような均しについても忘れないようにしたい。
内的なつじつま合わせと太陽エネルギーが主とした外をも想定したつじつまについて、はある程度計算できるわけだ。
番組を見ていた限りでは、6600万年の出来事以後も南極には巨大恐竜がいたらしいように受け止めるような恐竜紹介があったのだけど、そう受け取ってよいものかどうか。
時間消費とのかねあいから、ドラマ部門には費やさないようにしつつちょっと興味を引くのを選んでみるようにしつつあり、それなりに時間を他に割きやすくなってきた今日この頃。


私:暇ってこと?
君:ちょっと、表現、直截、じゃないかしら。露骨。
探偵:ぼかぁ・・、ちっとも気にしないよ。どうぞ、いくらでも言って・・・。
君:心、広いのね。探偵さん。
探偵:そうかね?
君:そう、思うわ。
探偵:キミにそこまで言われると、少々面はゆい、かな・・。
君:あら・・そぉ・・・。
私:・・・なに、言ってんのかねぇ・・、大人二人で・・。
君:ご機嫌そこねました?
私:な、こたぁ・・ないけど。
君:そうでもなさそう、ですけどぉ。
私:ぜんぜん。キミ、こそ。
探偵:仲いいねぇ・・キミたち。ちょっとばかり嫉妬するぜ。
君:嫉妬、ほんと?そこまで・・・。
私:そうだよ、探偵氏、嫉妬はないでしょお・・・。
探偵:年取ってくると、ツーカー仲間が少しづつ減っていくんだ。
私:・・・嫉妬、というよりは・・って感じですね。
君:そうね。実感はわかないけれど、寂しい思いをさせてしまった、そう受け止めたわ、よ。
私:確かに。
探偵:ありがたいとは思うけどぉ・・、その手の同情って、受け止めようでは相手を更にみじめにさせるよ。ここらにしておかない?
君:そうよね、そうそう。じゃ、散歩しましょう。テレヴィばかり日常に、歩くことも大事、よ。
探偵:そうだね、ありがと。
私:最近、探偵氏にとって介護生活でどうなの?お茶しなが聞かせてよ。
君:あら、私も聞きたい。
探偵:いいよ、話す、よ。じゃ、出ようか。
3人、強い陽射しに気を付けるようにそれぞれ帽子をかぶって外へ。