連載は続く~SF掌編『古代と今と、そしてなにやら・・』編


いわゆる”先進国”域がかつて氷河に覆(おお)われて、沈降していたのが、それが解けて後浮いてきた関係もあり、海進という事態にはグローバルな同一経験とは異なる地域による現象としがちのようで、当時の結構な温暖な条件を見失いがちにする。
でも間違いなく、最冷期ののち急速な温暖化を経ているのが地表面だ。
そして関東平野とか濃尾平野とかに住んでいる諸氏にとっては貝塚はかなり近場の経験のはず。
だからそこらを1926年頃の研究を引き受けて更に詳細に調べ直して見ることをそれなりに役立てられそうに思えたり。
その一方で、古代ハイウェイ噺がどうしても引っかかりっぱなしだ。
かつてNHKが取材や再現などした上で放送してくれたのだけど、その後の展開が今一なのは、九州政府のあり様(支配下ということ)が派手に表になることの現政治状況(現代版帝国支配の巧みの下にあるわけで・・でも、試行錯誤として押さえれば思考の巧みも使いこなしたくはならないか?)からか、話題にされにくい。
コロナ騒ぎの下、若者も含めきっと時間を持て余している。
なら、秦の始皇帝以来、隋の煬帝でも唐でもかなりの立派な土木工事をしての道路建設を可能にした技術集団が列島でも成し遂げてしまったかもしれない、九州域はおろか列島のかなりのところまで及んだ古代ハイウェイの実際をそろそろ解禁して調べ尽くしても良いのでは、と素人老人は発信してみたい。
地元の資料、地元のそこらに詳しい諸氏が必ずいるのが列島事情の好いところだから、とにかく尋ねたり、自らの足を使って調べたりを始めてもらいたい。それをネットに流してほしい。
で直接的支配下からいわゆる藤原氏による”国風”を経て、今日にいたるなにがしをより発想を自由にして整理できるようにすると推測する。
たまたま藤原仲麻呂氏も登場する、険しい時期を『大仏開眼』(前後編仕立て)タイトルのNHKのドラマで見ることができる。
直接的支配下から少しずつ放任へ、しかも中央集権でとりあえずどこまでまとめられるかを試行しはじめるその頃のできごとのようだ。
だから未だ六国史は編纂され続けている。

662年中大兄の命から阿倍比羅夫新羅征討軍の後将軍として百済救援のために朝鮮半島
663年軍事事象を経た支配の端緒
667年大津宮(以下統一政府による法治国家への試行錯誤が続く)
672年壬申の乱
752年大仏開眼供養
758年淳仁天皇(父親は舎人親王天武天皇の皇子)。仲麻呂とともに唐風政策を推進。
?年安史の乱(755-763)の一報が仲麻呂の下に届く
759年仲麻呂による新羅討伐の準備
794年初代征夷大将軍
797年続日本紀
840年日本後紀
901年日本三代実録(六国史最終)

以上はwikiペディアを主に引用元にした略史

この程度の引用からも、なんらか画期のニュアンスを受け止めたくさせる。
しかも錯綜しているというか・・・。新羅百済関係とか。
でポジションの名称とかもヒントにできそうだし、天智、天武関係って何?はわだかまったまま。というが現研究水準へ目配りする必要を感じる。
ドラマの初めに大変な航海のシーンが出てくるけれど、そこらをまるごと信じることはない、と素人は考えている。
というのは、ここでなら、仲麻呂氏の情報力の速さ。755年に始まった安史の乱をいち早く知る氏のことを想像してみてほしい。なんらか人脈がどよめいていて、しかも現諜報とかわらないくらい迅速安定な網を想像したくさせないか。危ない航海、嘘じゃないの?っていう辺り。


お役立ち、介護の噺を。
ドクターコウノのユーチューブ発信では、たとえばリスペリドンとかの薬の名が出てきて、これは重宝な薬だからやたら使った方が良いよ、なんていう話しにはなっていない。見切りを付ける医師側のコントロールもしっかり押させている話だった。介護職は直接的な関与はできないものの、薬原因かは不明なままに症状、身体の状態の変化については伝えることができる。薬をありがたがる年代の人々が今、施設に沢山いらっしゃる。マスメディアを通じて多くを知るようになり比較対象したりも自らこなす年代の人々は未だ現役だ。
だからこそ薬を飲んで人生を悲しくさせるようなことにならないための介護職の関与というか情報力・伝える力量は大事そうに思える。
それと、多くが認知症症状を得ているからこその介護保険を使っての入所諸氏、ということを踏まえられるなら、同じことを再現できる幸せ、安心感、という基本を忘れないでいたい。小技を使って、つい腕前を披露したくなるかもしれない、そこを踏ん張って、いつもと同じことを、無理なくできる入居者諸氏を見て、その安心した表情を見て、介護職もどこかでよかったなぁ、とか思えることも、ちょっとした大事なことのように思うがいかがか。

 

君:堅実なお話、ね。
私:前半は・・どぉ?
君:どうかしら。面白い、かも。
私:かも?加茂、鴨、鴨川・・・、ってね。
君:なに、が、言いたい、のよぉ。
私:昔のこと。調べてみたいこととか、そのうち話してみたい、とか。
君:少しだけ、聞かせて・・・お茶、しながら・・、どぉ?
私:じゃ、散歩がてら、いつものとこ、行く?
君:いいわ、よ。

 

愚痴るわけじゃないが、最近の台風の振舞いをもう少し、リアルにことばで扱う方法を編み出してもらいたい、と思うね。
やたら強力な形で誕生して、まもなく、衰え始めて、その勢いで通り過ぎたのが気象庁映像データだった。
ここらは何がが原因でそういう変化を生じさせたのかをサイエンスにさらせばいいだけの話ではないか、と思える。
時期が時期なら、海水温の条件が重なって、となるけれど、とにかく今年のは今になって連続し始めた。
しかも近海で登場して、北上(偏西風のくせ次第)。つまり条件次第の今版を想起して、そこからサイエンスを働かせる。シミュレーションの噺ではないのだから。
台風予報の方でも北の半島・大陸近くでは既に温帯低気圧規模を予想していたので、実際には知見上もかなりの予測を条件から計算できていたと察せられる。
それからコロナ騒ぎの方でも珍妙な事件が起こっていた。
航空に関わるそれなりに頭を働かせることを苦としないタイプ諸氏が関わっているだけに、寂しい思いをしている。
マスクよりは透明板の方が汚れの度合を相手に感じ取らせるのでより良いツールと言える。
こう指摘してしまえばもう答えは出たようなものだ。
何時間、それ、つけっぱなしにしているの?とつい指摘したくなるくらい、マスクをしてね、という側が油断だらけなのが列島事情だ。ここらは介護現場に仕事を持つからこそわかることを紹介して、不届きのことをこれ以上追及しないことにしたい。
マスクが当てにならないことは周知だ。ただし、新しい、つけたばかりのマスクでくしゃみを制御したその時点に限っては、多少、ほんの少しだけ安心を持てる。医療系のより厳密に制御されたマスクなら更に、そこらは信頼できる。
介護現場では体温での管理がしっかりしている。施設の深くへ入る前に体温管理体制により制御してしまう。もし平熱を超えているようなら、ただちに帰宅させられる。しかも受診義務有りの状態で。前提には、入居が寂しかろうがなんだろうが、多くの場合、原則として入居者の近親者であっても期間を設けて施設に入らせない。そういうことをしている。
その上での従業員への制御が働いている。だから、多くの現場では、インフルエンザの流行をなんとかコントロールしてきた。実情はそういうことなのだ。
そこらを勘違いして、暴走することは、大きな目標を傷つけることになりかねない、よ、と老人はちゃっかり余計な一言を言ってしまう。