連載は続く~SF掌編『火山噴火に地震多発の師走』編


 大噴火のたぐいは気象に影響して、そのことから植物栽培にも影響が出て、ヒトに限らず植物食のところでも影響してその影響の波及効果の辺りまで色々啓蒙発信された後を、今時の人々は生きている。
 ということで、昨今火山周辺が騒がしい。
 天体観測の新しいタイプが設置されている(コズミックフロント番組で超有名だ)ラ・パルマ島の噴火は溶岩流出を継続中。
 九州では起こるべきところがより目立つように小噴火を繰り返しているし、地震も頻発中。
 そして大噴火の影響が歴史的にも有名なインドネシアの火山がまたもや大きく吹いた。
 スメル火山噴火についてはどういう影響力を持つ噴火だったのかを一般が理解できるタイプの情報にまで整理されていないみたいだ(ここらは将来的にはネットも活用できて、すばやく整理された情報が出てくれた方が巨大噴火の場合、グローバルに各土地柄において心配を具体的な策へと緊急対応させやすい)。
 今は、ひょっとして、もう少し大きめのが各地で断続的にでも続くと気象上相当に工夫が必用になるのでは、程度のところで心配しておけそうかもしれない、と素人は踏んでいるので、そこらを心配して、じゃ、今どういうことを発信できるかな、と思えたわけだ。
 気象条件に大変化を趨勢としてたとえ一年間に限って現象したとしても、コロナ騒動での局所的大混乱を想像できるならば、もう少し食糧ほか基本のところで工夫を避けられない事態を招く。

 ヒトのリアルに、ことばや実際の制度的とか日常の振舞いとかが追いつくかどうかの辺りと関わって、端折った云い方にはなるのだけど、有力なだれかたちが談合しているかも、と思えただけで、その種の争いごとの周辺に居ると思えている諸氏のこだわり方とは別に、遠巻きとか相当に離れている人々においても、その脈々が作用して、不公平のなんらかを被るかもとか、内心穏やかにはなりにくくするものだ。
 もう少し身近な人間関係においても色々な差配に関わる人間関係の経路を想像できるくらいの事柄について濃く関わりうるだれかたちが必ずしも、仲良しではないはずなのに、慣れ合っている様をちらっと見てしまうような場合、日常でのやり繰り上、それぞれの人脈と密接とは言えない立場を意識できる諸氏においてはなんらかの不公平を味わうことになるのかもなど余計な心配をすることになりかねない。
 そしてグローバルな世界でも・・、となれば、上手に"ケンカ"できるくらいの密な、しっかりした連絡網がいつも機能しているグローバル指導層・実務層に期待、となるわけだけど、表向きとかちょっとした隙に、慣れ合ってんじゃないの?というタイプの表現をしてしまうと、そこは似たしかもグリーバル質の疑心暗鬼の元ともなりかねない。
 グローバルに平穏を保つうえで、なぜか指導層は仲良しが相応しくなくなるという変なことになってしまうのだけど、わが身を各氏がちょっとだけ振返ってもらえれば、そこらの不思議さも不思議では決してない辺りに、先のことも参考にしてもらって気付かれるのではないか。ヒトという観念を半端に発達させた連中はどうも扱いが難しいようだ。どんなに頭脳優秀に鍛えたところで、その状況判断へと誘うクセは取り外せない。
 そうは言ってもたとえば火山の大噴火がもたらす気象大変化がたった10年続くだけでも、(前提条件は他にあるとのことだけどここは火山噴火の話にして)天明の飢饉くらいの事情は起こせてしまう。(火山の大噴火だけに限っても)相当にヤバイ出来事に当たる。
 そして、予測できて事前から準備できることも地震と同様だけど、事後なら出来るだけ早く影響に晒される地点について条件変化に応じた対処、準備を始めることが必須だ。
 大噴火による気象変化が食糧問題(家畜飼料生産にも相当影響する)に直結することを想起して、グローバルには指導層や実務層が慣れ合わない"倫理"を真面目に実行中だとしても、即切り替えて、代替が可能か、可能だとしてもどういうプロセスに載せたいか、それがどの程度に近い形で実現可能かなど、具体性を持たせて詰めることが要る。計画が出来てしかも人々の繋がりの点検が、円滑に運ぶためにも絶えず求められるし、気象異変ということでは、(陸海空)交通網の確保も工夫が求められてしまう。各地の自立度はどうかということも、実は関わる。でも今が出発点だから、格差を前提に、対処する。
 気前よくばら撒くということは長続きしない。詐欺的いただき勢力も絡んでくるのだから、油断はできない。
 困るのは局所ということがありがちで、情報網のあり方次第のところがありそうだけど、昨今の進展度からして、そこは更に試行錯誤できるようでないと不味い時期だ。
 緊張関係に巨費を注いでいると、いざというときの災害対応には遅れてしまう。
 それぞれに具体的センスが日々培われていることが必須だから、ということの根拠の辺りは、現場通諸氏の感覚からそれなりに類推可能と察する。現場に疎いより多くの諸氏においても、うすうすは日常感覚から気付ける。
 進行形における事態に多少の準備が要るか、先送りしておけそうなのか・・そこら。