連載は続く~SF掌編『仮の姿』編


 PCemというエミューレータを今年になって知り、試しているのですが、なんとか使い方の一端には慣れたかな、というところで、触れてみる気になった次第。
 PCemは装置の原型を提供している感じで、その共通規格にそったデバイスなりマザーボードを仮想的につなぐことで、当時のマシンを再現してしまうように使える。
 おなじみのDOSBOXというのもあるのだけど、こちらは色々工夫しても、自前のマシン性能がよほどでないと、一定のところまで動かせてもなかなか・・という印象を持っている。
 PCemも一応ゲームの話にはなるのだけど、種類によって動きやすかったり動きにくかったりがあるのかどうか。
 最適なマシン構成なりの要件をPCemでそろえた場合、旧マシンもいいところの性能だけど、その当時のマシンとしてだとかなりというのを用意できる。
 そしてそれで動かすと、かなりきびきびと動かすことができる。
 ここらは、軽い構成にしてもなかなか動かす方に作用してくれないDOSBOXとはかなり異なる。
 手軽に日本語化できるDOSBOX-Xのような改良もあるし、手軽には動かせる仕様のDOSBOXだけれど、使い方に慣れてみると、PCemは探していたのが見つかった感を持たせてくれる。
 たとえばヴィデオカードのS3を使って、800x600画面の再現でシミューレーションを操作したい、という時に、その再現のための構成をよほどの高スペック自前マシンは持っていないユーザーにとって、それで動かせるのはPCemだったりする。
 ただ2021年の17版が最新で、担当者も代わったそうだ。
 その別流として86boxというのもあるそうだから、そちらを試すという手もありそうだ。

 経済活動に勝ち負けで勝った方の考えに突き合わされ続けて百年余り、というのが近現代試行錯誤の顛末だ、という空想話を前回させてもらった。
 USは他のなにかしらで市場に規制を加えたり試行錯誤してそうだけど、銃については市場メカニズムにゆだねている。恣意的な選択だ。
 列島では藤原氏系発想で豊臣秀吉氏がリーダーとして銃規制した。それから江戸期の大変な努力によって非武装の基本を中央集権に落ち着かせてきた。
 タバコなども或る時期までは専売制にして公の方で経営していたのだから、それなりの収入源にもしていたのではないか。塩もそうだった。USでの麻薬の蔓延のような高値売買のような裏社会化をかなり避けさせる力量を発揮していたのではないか、と想像する。
 ただ諜報利害をかませた活動なので、裏の取り締まりネットワークを機能させて、泳がせて、相当やばい部分を摘み取り続ける活動にさせている側面という世の中への組み込み方面を無視しない方が、論じ合う上では、欠かせそうにない。
 各国がその事情に応じて工夫している要所で、列島ならば別のなんらかを組み込ませている。他の諸国も事情に応じてだけど、旧植民地系とか下に見られた土地柄では、習慣化の要素を悪用されていて蔓延の副作用退治に相当苦労しているわけだ。USからすれば他所のことだろうし、諜報利害での取り締まりとか情報の流れとして使えて重宝なのかもしれないが、当事国(ほとんどが小国)は大変な費用負担としがちになる。
 放置してみせることが民主主義との宣伝に使えると判断された場合のケーススタディには使えるわけだけど、そんな研究以前に、止めてもらって、別のやり方で諜報の必要部分を補ってもらった方が各地での苦労は省けそうに素人なので、わかっていないところは、ご勘弁ということで指摘してみたくなった。


 鯉もデカくなるけれど、それ以上の大物がソウギョだったりレンギョの類。
 一昔前は、釣り場にて度々出くわしたのはレンギョたち。
 群れを成したジャンーップ!でも超有名になっている。
 最近の老人にとってはなぜかソウギョ・・・だったり。
 手にした雑草に口を寄せてくる人懐(なつ)こさの一方で、おとなしい性格なのか、騒がれることを好まないみたいだ。勝手に川柳調。

 暑い日が続く、池で涼みたくても、ギャラリーが・・・、で浮き沈みの毎日は、ソウギョ


 雑食系?卵からかえって一か月ほどの小魚だからか、少し大きい先輩たちのヒレをつつきまわっている。うっせいっ、と身を翻し翻し、オイカワ系の鱗がキラキラ


 亀スッポンたちは暑さにうだって皆首をのばしたきりだ。その様はギョッなのだが、動くのも億劫なのか、ユラリというよりフワッと静かに沈んでいく


 田のふちで育って満開のヒマワリにも、生涯はあるな、種に近づいてそうなのも、今花盛りなのも色々だ


 暑いのなんのって、それを台風が・・・皮肉なのか、自然のありがちなことなのか、"教(おせ)ーて"天気予報