連載は続く~SF掌編『初冬めいて』編




手軽さから代替的にパン食することは生活習慣病へなんらか近づかせる可能性大。同様に精米し過ぎた白米食も、近時のと断った上で副食セットの食事だと危ない可能性大。米食依存過多であっても昔の人達はなんとか長生き出来てきたという事実は何かしら含みを持たせ続ける。(昨今はどの知見を踏まえての食かが多様になっているので、選択次第)
ひとたび過度な働きすぎとかによる心身の緊張状態が一つの原因と見なしうる症状で困るようなことになった人々には今ならば糖質制限食による悪化防止が役立つ。
その際、並行的にビタミン・ミネラル類を積極的に適量摂ることが要る。
そして緊張状態を持続しない工夫をしながら平熱のやや高めな状態を保てるようにしておく。
呼吸法を工夫してもいいし、適度に体を使うもよし、酸素が体をめぐるようにしておく。
昨今は手術さえ体への侵襲をできるだけ避けるよう欧米流医療すらが工夫を加えるような発想に転換している。
色々端折って、残るは、経済の営み手法への工夫だ。消費を煽って無駄を承知の商法での上がりで食っていく様々な産業におけるやり方への修正が迫られている。医療もしかり。現場(事務系も含め)を担う膨大な人々はだれかしらの子供であったしその成長後の姿で働いている。なのに、影響の循環への想像をどうしてだか遮断しがちにする。どうしてだかの一因には、他のやり方が見えにくいまま、ということもあるので、その一歩が難しい時期とも言える。
差異の基本的知見はグローバルな経済上の格差として未だに利用されている。一方に普段の生活上の恩恵にあずかれるからついそこに気付こうとしなくさせる。安い商品の恩恵のことだけど。差異のあるところ仕入れて売る間に入るぼろ儲け系がが必ずありうる。そこに下手人あり、のような観点はあまりに旧態だ。むしろ、取引とかヒトの営みにおけるやり方のオルタナティヴとしてアイデアが出てきてそれが試行錯誤にのってこないと、ヒトにとってのより相応しいし持続可能な姿は旧態に依存したくさせる。安全とか確実さをヒトは頼りにする。
ぼろ儲け系はだからそこらに謙虚であってもらいたい。謙虚ということで言論が消極的になって言ってみたいことを控えてしまうとかではまずいけれど。
既存のことばの中で生まれてそのことば運用として育つ中で身体の物質的生理的感受すらがそれらことば運用と密接に動作している具合の育ち方すらする。しかも関係性における様々のことばを介した確度も確かめつつ。
というわけでことばの海に身をさらしてしまえばもう余程でない限り弧人ではいられない。一人言とことばでは言い合わせても、なにかしらに言わせられている要素を抜くことは無理だ。その発展で消費誘導の策が溢れるほど行使されるようになった昨今を指摘できる。そういう密度の世の中を人々は生まれた時点から経験するようになった地域が地表面各地になってしまった。そのことの含みには一方で啓蒙の目論見もあってそれが上手くいくようならば、多分、そう偏狭に我執(我執)に陥らない人生たちの会話が満ちてくれるとも想像できるし、啓蒙要素内部での切磋琢磨不足がいつでもなら、それはそれで今度は困った方で啓蒙の結果と付き合い続けるようなことになりそうだ。


映画やドラマは作られて時点をしっかり持っている。だからこちらが出会う偶然という場合は作られた時点と見たり聞いたりの経験の時点が有意な短期間での合致という意味合いからはずれていたりしても、偶然の出会いとして見たり、聞いたりができてしまう、といった感じだ。
そういうことをたまたま先日も経験させてもらった。
安室氏引退とかそういった沖縄エピソードのニュースが結構出回った今年だけど、そこらの前者と少しかすってのこと、と一応言って置ける。その後、と言っておいた方が個人的には近い。だから不思議体験だ。偶然でしかも同時期的。映画は結構時期を外しての偶然が続く。
つい外へお茶に行きたくなるような。





君:あら、ならば、行きましょうよ。
私:今日はゆっくりうちでお茶したい、かも。
君:散歩、は?
私:映画も見ちゃってさ・・・。確かにハッピーエンドものではあったけれど・・。
君:けれど・・・。
私:半年待って、一年じゃなく、ね。その半年がハプニングでコミュニケーション不能状態を来(きた)し、だけど、ある意欲を生じさせることがたまたま生じて、といってそのきっかけはちょっと悲しい出来事でもあったわけだけど、それで少し勢いに乗ってコミュニケーション可能な状態になって、だけど気持ちの入り組んだ辺りを引きずって男はちょっと言い出すに言い出せない。女は実にすなおに率直に男への思いのままをことばにできるから、なんとか事態は進展してた。男の疑心暗鬼のりが女に移ってたら、もう映画のエンディングまで変わってしまいかねなかった。
君:でも良い終わり方したの、よ、ね。よかったじゃない。
私:そ、そぉ、良かった、良かった。ほんと。
君:で、どうする。散歩、行きましょ。
私:気温、下がるって天気予報。
君:そぉねぇ・・外いくらか寒くなってるかも、よ。
私:よす?
君:私?いいえ。
私:ボクが消極的だから、って、キミ、強く出てない。寒いの、やっぱ嫌(や)でしょ。
君:いいの、よぉ。いいの。さ、行こう。
私:そこまで言ってくれるのなら。
君:なんなら、私の体温。
私:いいの?
君:私が来てるジャケット、ポカポカになってるから、これ来てみたら。
私:キミは?
君:あなたの貸して。
私:そういうこと、ね。
君:もう少し、違うこと期待した?
私:多少。
君:私、も、よ。