2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

連載は続く~SF掌編『王朝歌壇の研究の山口氏から刺激を得たいくつか』編

仮説の手前、多分・・の辺りで失礼ながら続きを。この間も多少色々な本を読んでいて、素人なものでかなり刺激を得ている。ありがたい。基本情報的な所では、出版というか文献事情辺りにもかなり色々を教えてもらっている。巻子から冊子本への移ろい。ここら…

連載は続く~SF掌編『中央集権化との摺(す)り合せ』編

その昔の本を読んでいると女性たちが変な名で呼ばれていてわかりにくいと感じる。今時は史料的にその読み名だとだれのことだ、とすぐにわかるようにはなっている。そこで和田英松、所功校訂『新訂 官職要解』('83 講談社学術文庫)の第四章 平安時代 五八 後…

連載は続く~ SF 掌編『(世界の年寄り諸氏が住まう)介護現場が”今”を答える』編

ぼんやり思い浮かぶような事柄を今回は勝手ながら羅列してみたい。九州を消し去ろうとした勢力というか企画なのだから、蘇我氏の主脈の息づきを消し去ることもその中の一つくらいに考えても無理はなさそうだ。と言っておいて、もちろん、ここらを想起した途…

連載は続く~ SF 掌編『現状の列島版古代歴史にだれもが簡単に接近できての表現法など』編

BS NHK にて2本の番組を見ていて、それらをきっかけに使って以下につなげたい。コズミックフロント選で『アイアン・プラネット」』(Ⅰ)の回を再放送前に録画分を見てみた。もう一本は先日再放送された『邪馬台国サミット2021』(Ⅱ)という2020年放送だったらし…

連載は続く~ SF 掌編『一大国から伊都国まで』編

酒井氏の邪馬台国は大分の別府温泉だ論を何度も引用させてもらっているので、どうしてそう言えるのかの辺りを一応紹介しておきたい。 壱岐(一大国)に来て、その先のことだ。やや海進が残っている時期で九州北部の海岸線には入り江もありで、考古学講座(ちく…

連載は続く~SF掌編『”京式南北”家は「尊卑分脈」にあり』編

列島各地に各氏族っぽい経脈での繋がりが濃いタイプでの集団の営みがそれぞれの嗜好に応じた王なりリーダーなりを持ってそれなりに独立性も保ちつつ情報とか物のやりとりも立派にこなしていた頃と、中央集権化事業開始の象徴としての藤原宮とそれを取り巻く…

連載は続く~ SF 掌編『ちょっと思いついてその頃のことを調べようとした時の話』編

藤原氏出現のなぞの周辺を素人がめぐるシリーズ継続中。とにかく交わることにこだわりのない特徴、について、"交配"ネットワーク分析図表を手繰(たぐ)ってみたりするだけで素人ですら気づけたりする人々だ。そして歴史書が記述する藤原氏は生真面目な半面、…