2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

連載は続く~ SF 掌編『シーンを埋める小道具たち』編

2000年代に入って、見た目の様が激変しまくっている。またその最中とも言えそうだ。ここらは今になって見始めているテレビドラマ(推理・捜査ものに偏っている)から(老人”的”には)ひしひしと感じざるを得ない状態だ。実際、出来立てを放送していた当時にはテ…

連載は続く~SF掌編『紀貫之氏による古今集仮名序の”文字”』編

古今和歌集の古い文献には一つ「古今倭歌集」と文字にしているのを含む。それはさておき、紀貫之氏が書いた仮名序について少々。氏は最後の方で(以下引用)"つらゆきらがこの世におなじくむまれて、このことの時にあへるをなむ、よろこびぬる。人まろなくなり…

連載は続く~SF掌編『盛り土の原料は農地作りから』編

地元の小古墳の数々でさえこんもり小山程度の高さになる。ちょっとした土木工事にはなるだろうし、そもそも原料の土をどうした?と素人ゆえ考えた。先日のBSNHKでのピラミッド知見からして、働き手に心身上の無理を強いない方法の採用は前提にできそうだ。早…

連載は続く~ SF 掌編『ごく手短な補足』編

大抵の生き物は栄養が要る。そこでヒトの場合、食う。目だった動物たちもやたら食う。通常ヒトの身体を構成する膨大な細胞は順次自滅的に入れ替わる。で先日もふれたように、組織によって入れ替わり度合いがかなり異なる。ということで、食った栄養素が原料…

連載は続く~SF掌編『六国史とウイルスの噺』編

180年間という年月を持ち出してみたい。言ってみれば720年頃から901年頃迄の年月。ないし、昨晩が最終回だったBSNHKが放送していたドラマ『小吉の女房2』の頃から昨今迄の年月もかなり近い。後者は幕末も幕末に近い時期だから一方で話題の渋沢氏ともごく近…

連載は続く~SF掌編『ヒトは生き物の中で懲りない面々系かも・・・な・・』編

面従腹背対応がベースの列島気質環境においては、騒動の上下動にも関わらず大ごとを回避しながら、嵐の過ぎ去るのを待つ感じですが、そういう流れでも井原西鶴(才覚?)氏を生んだ土地柄、多少でも素人考えの一つ二つくらいは持ち出せる。まず公務員病問題。…

連載は続く~SF掌編『中央集権化事業における啓蒙仮説』編

民主化の含みに平等を据えてみてもその実際の困難はシンプルに響き渡る。実際にヒトの生き物のリアルとして絶えず生成しまくる心身の育ちとしての個別具体性と向き合うほかはない。それが集団の営みのリアルとしてまず前提としてそれぞれの人生は組み込まれ…