連載は続く~SF掌編『ある種の自由を大国たちは継承し合う』編





ごく最近の垣添忠生氏の話をNHKのラジオで聞けた。
2000年に奥様が肺の腺がんになっているのを画像診断によって知る。⇒切除して治癒。
数年後声がれから受診して、甲状せんがんを発見。⇒切除して治癒。
2006年右肺の下葉の真ん中に4㎜大のがんを発見(4分類上の一番性質(たち)の悪いもの)。3,4,5,6月と二種の薬品を混合した化学療法が効なく7月に放射線療法。それでもダメで、より強い化学療法へ。
奥様本人が一度だけ垣添氏に語った
”こんなつらい治療をうけているのは、あなたのためよ”と。
垣添氏が聞いたところでは、(私の)社会的立場を慮(おもんぱか)って、と言い添えたそうだ。慮ったという辺りはラジオ音声ではもごもご不鮮明で精確ではないです。深く配慮・思慮したニュアンスと受け止められる。
その当時(21世紀の医療だ)でさえ、化学療法の中身次第で治せると信仰水準で信念してしまう氏を想像するしかない発信だった。
がんセンターの要職(ご夫人ががんを意識していない頃にご自身ががんを経験されて回復されている。その際、WHO の会議のためにジュネーブなど海外出張できてしまえるくらいの立場を経験されているタイプ)を経ている氏のようなグローバルな方が、しかも WHO だったりすれば、インターネット開拓人脈も含まれるくらいなのだからチャレンジ精神は横溢していても邪魔にならない人脈に囲まれているとも想像できる。だったら・・・。と思えてならない述懐を聞けた気がしている。
いまや安保=ヴァールブルク知見でまとめていいように思うけれど、積極的からだの反応の途中経過の姿を固定的に見て切除するとか、化学反応での制御を試みることの愚は、先日NHKテレヴィで紹介していた、(実際には)精密攻撃の難しさゆえに、東京大空襲のようなことをしでかして成果主義で応じたUS の軍の苦い経験とがんへの挑戦の一タイプは似ている。ごく具体的な点に向かっての標的療法からは遥かに遠く。生体全体の都合のごく一部の点に積極的関与している最中の生体、機能している全体の一部であるのに、切除してしまう外科の勘違い、などなど、がんへの接近法は、いまや革命的な発想転換が必要な時期を迎えている。なのに、旧の立場ではあられるけれど、ご夫人への治療そのものへの反省的観察をことばにしてくれていなくて、大切なだれかを失った当事者の回復話に関心を逸らすようなことになっている。聞き手アナは、そこを無理には突っ込めるわけがない。今時の一般人は、垣添氏よりももっともっと広い視野から重病を見るようになっているし、専門知見を共有はできていない不安な立場だったりする。
外科医の帯津氏が、あるきっかけから代替医療、なかでもホリスティックな発想を基盤の医療に軌道転換して営為を積み上げているのと比較してしまうのはまずいが、今からでも垣添氏にできることは限りなくありそうに受け止めている。

だから、ということになるし、だからというわけではないけれど、ともいえるのだけど、伝承・継承・伝え合いの経路は個人指導で下敷、土台を形成させる。だれかれと下手すれば小言の嵐に、そうでなくて最良でも、個々が熟成させた微妙なニュアンスの違いを、わかるやつにはわかって、ばらばらな知見のようにしか受け止められない伝承・継承とは言えない教育の場を提供してしまいかねない、そういう軽率な思念が指導的立場に居てもらっても世の中的には困るものだ。
そういう踏まえることを置いておいて、その上で中身についても、たとえばがんならば・・・ということで、検討に検討を重ねて、近藤氏らのオルタナティヴへも向きにならずに応じられる下地つくりが要る。安保=ヴァールブルク知見からすれば、近藤氏の論の制約も自ずからわかるというわけだ。近藤氏の研究生活からの知見では(顕微鏡など)視覚から認識できるほど大きながん細胞になると既に転移していておかしくない、と指摘されていた。そこらの知見はしかしラジオ放送のことばからは共有されていないと察することができる。
しかも、生体全体が積極的に関与している最中の細胞群のごく一部とはいえ、切除してしまうことの関係性は、恐らく術の成功・不成功事例の整理にきっと役に立つ。生体にとっての影響の仕方、の知見を得られる。


NR2003 インストール事例。
この URL 先が手軽に安全にできる方法を紹介している(papyrus 系ドライヴシムに馴染んだ諸氏にとっては老舗のサイト)
http://www.nnracing.com/forum/message.asp?forumid=1&messageid=193606&threadid=193606
ここから引用
- If you have NR2003 already installed but the no CD patch isn't working, because the game crashes when you click "Drive" ... just make a copy of the game and paste it to your desktop or where ever.
- Then Uninstall the game and delete the leftover directory. EG - C:\Papyrus *delete it*
- Put the the NR2003 CD into your disc drive and explore it *DO NOT INSTALL YET*
- Make a "New Folder" on the desktop and copy the whole CD to it.
- Go into that folder and *delete* the NR2003.exe
- Go into the backup of the game you put on your desktop, or where ever, and Copy the NR2003_noCD_v1201.exe to the CD folder you just made
- Rename NR2003_noCD_v1201.exe to nr2003.exe
- Then run the Setup.exe and install the game as normal
- At the end of the install it'll pop up a message that says something like "NR2003.exe is an unexpected size. Continue Installation? Retry, Cancel, Ignore"
- Click "Ignore" and finish the installation
- Once it's finished, delete the "C:\Papyrus" folder you just installed and copy back over the game you backed up a few minutes ago.
- The "1.2.0.1 No CD Patch" will now work; because you installed the game with the No CD patch rather than the NR2003.exe that requires the CD,
ここまで引用

多くのNR2003ファン諸氏においては、新し目のwindows(Vista,7)へのインストールの際、エラーが出てお困りではないか、と。そこでネットに当たってみて分かったことを整理して提供。[重要なのは、VC++ のライブラリや DEP そのものをまったくいじらないで済むということ]
上記の内容が当面、最適かと。
要点は新し目のwindows OS でのセキュリティでは、DEP という機能が働いていて、それなりに使えているらしい。仕組みについては、ネットで簡単に学べる。
そのDEPが働いて、インストールに成功しても NR2003 起動時に VC++ に絡むエラー表示が出て、動かなかったりする。

 * ただし、CD 不要で起動させられるパッチの当たった NR2003.EXE ファイルは既に公式のパッチ ver.1.2.0.1 が当たって、1.2.0.1 対応なのに、本体(NR2003のフォルダーの中身)に未だ、公式パッチを当ててないまま起動している、という場合もあるので、要注意!

上記の要点は、CD の中身を入れ替えるわけにはいかないので、中身を入れ替えれるように、HDD にコピーして、NR2003.EXE をCD不要パッチの当たったものに入れ替えて、インストール(その際、Ignore を選択して先に進むタイプのエラー表示が出る)し、無事にインストールが終わった所で、予め用意してあった公式 1.2.0.1 パッチを当て、CD 不要パッチの当たった NR2003.EXE も入った、フォルダーを丸ごと、上書きするなり、入れ替えるなりする、というやり方。

インストール時に CD 不要パッチが当たって、バージョンが 1.2.0.1 になっている NR2003.EXE を OS(windows7 など) に登録させてしまう。
その上で、元の バージョン 1.0.0.0 の NR2003.EXE に一端入れ替えて、バージョン 1.2.0.1 の公式パッチを当てて、元の NR2003.EXE が 1.2.0.1 バージョンになったとしても、それは外して、先の CD 不要パッチの当たった、バージョン 1.2.0.1 の当たった NR2003.EXE と入れ替える。
すると正常に起動する。

 ◆ 多分、大事なことだと思えるが、DEP への抜け道と見ることもできるので、なんらかインストールして使うプログラムについては、ここらの過程を参考に、実は注意できそうだ。


私:というわけ。
君:そうなの。ところで、NR2003 って?
私:ちょっとばかり昔、papyrus 社が出していた Nascar Racing 2003 っていうカーレースのシミュレーション。
君:シミュレーション?
私:レースを遊ぶこともできるし、主にサーキットだけど、世界各地の道路を模写したトラックファイルもあるので、そこを運転することもできる。車の性能を操作できるので、スポーツカーっぽいエンジン性能ばかりではない運転もできる。
君:トラヴェリング ウィズアウト ムーヴィング ね?
私:手足は動かしてる、かも。目は相当疲れるし。
君:不健全、からだに、よくない、から。
私:そ、ね。PC 系な諸氏はだからか、ジョギングとか、必ず外で体使ってるんじゃない?
君:あなたも、そうしてる、の?
私:晴れのひとかだと、つい外に出たくなって、デスクトップの椅子はいつも空。雨っぽかったりすると、こもり勝ち、かな。
君:すると探偵さんとお話、してたり?
私:探偵と話すつもりで、最近は、テレヴィを介してそれっぽいドラマ、現代劇、時代劇両方だけど、つい見てたりする。事件物、ね。
君:その割に、探偵さん、登場なさらないわ、ね。
私:そこ、きついっす。妙な、丁寧語・・・・。
君:わかる?そうよね。
私:プロが作ってるドラマは確かに、真似できない工夫がびっしり。でも、話として、どうもね、と・・・。そうさせてしまうために、と材料を組み立てている。それが目立つ。でそういう作り方は、どうも・・・。というのが本音。なもので・・・・。
君:作品をいくつ見てても、満足感というか、面白いとか・・・。
私:そ、そういう実感を経験できにくいんだ、よ。情動をくすぐるしかけはたっぷり仕込んである。でもそれは映画『ザ・メキシカン』での挿話で紹介したように、技であって、身に着けてしまえば職業的にいくらでもこなせるタイプのことになる。キミに映画『コラテラル』('04)のこと話したっけ?
君:なによぉ。散々書き散らしてきんじゃないの。
私:だった、よ、ね。懲りずにまた、後半の途中まで見てた。
君:変な、観かた。
私:列島気質(かたぎ)上、ついヴィンセントってやつの方の目線になってるはずなんだ、観客は。
君:なるほど。
私:・・・だから、追い込まれに追い込まれて、頑張りが働きだして・・タクシーの運転手が自発的に動き出す、って辺りにはそう気持ちが持って行かれない。せいぜい、無理して自滅すんなよくらいが、実際的は発想じゃないかって、思う。ただ列島気質だと、そういうタクシー運転手へ妙な同情を働かせてしまうヴィンセントにはぐっときてるはずなんだよ。それと関連するかどうかはわからないし、US の或る人々もそうなんだと思わせるシーンを引用してみたい。
椰子の木の並木。夜道。街灯。狼?なのか。二頭が、いっしょに、ではなくて、ちょっと違ったタイプが一頭、それが去って、また一頭と出てくる。映画進行のそれまでのことと、その時に停車したタクシー運転手のことと、後ろ座席のヴィンセント。そして、”その一コマ”! ボクはこの映画のこのシーン、カットを撮った人々と思惑をほんの少しだけ共有できたような錯覚に誘われた。見るのが・・・、っていう心理と、遭遇する、っていう機会をどこかしらで期待してるようなそういうなにかを想起できる、んだよ。
君:そうなのぉ。・・じゃ、私も機会があったら、見てみようかしら。
私:いつか、そのうちに、だ、ね。それより、お茶にしない。
君:いいわよ。っていうか、散歩にでましょ。こもってばかりは、よくないわ。
私:ありがたい。それこそキミっぽい。
君:それって、変よ、・・・表現。ふふっ。