連載は続く~SF掌編『猛暑は続くよ、昆虫たちも賑やかだよ』編




それに参加するかしないかとかの話にはなりえない事態だ。
そう思えるシチュエーションといえば、端々での出来事-なんらか作為の端々で偶然も織り交ぜた出来事の群れの中での参加・不参加ということは簡単にありうることだ。
ヒントには、歴史系ネット発信氏が簡単に書評発信してくれていた岩波新書の三谷氏著作中でのUKのかつての広がりの中での官僚層の信念にもとづく実践のことだ。だから今だったら宗教系分類されてしまう集団の営みこそ官僚的な営みの端緒とも見なしうることを素人には想起させる。ということは・・・、集団を支える上ではいつでも先祖返りというのかかつて宗教系の営みがしてきたような集め方をどこかしら行使している。けれども歴史性においてその営みのどつぼも心得ている集団の営み主層のはずなので、そちらが主導することのないやり方は心得られているとここらも素人からは想像しやすい。ただ、先のように参加・不参加を自覚的にして人生のなにかとして受け止めるような地点におられる諸氏にとっては、ないしそういう関りを使おうと作為されている諸氏にとっては、使いたくなる手法になっている場合もありうる。歴史性を振り返れずに乱用するタイプたちは危険要素に近いと見なされるに違いない。ここらは素人の想像になる。
近代の集団の営み形式のような受け止めに馴染む官僚組織という場合、その姿をかつてのUKの広がりとして見ることができるならば、参加・不参加とかとはかかわりなく、試行錯誤の人生のなんらかと生きている個々とのソリの問題とも言える。問題だから、考えてみることも大事そうだ。ソリ、とは、ソリが合う合わないの類のことだ。
もちろん、主導してみたい層からすれば、その先の展開がなんとなく多数的に勢いづいて事態となっていていつのまにか現象になっていれば自ずから、その先も試行しやすくなる、と思える。けれども事の性質上、参加・不参加の事態ではない。そこがこんがらかった事柄のように受け止められかねないようにするかもしれないけれど、なんらか強迫観念から多少自由を確保するつもりでざっと眺めるようなことをすれば、多分、そういうことなんだろうな、と受け止めやすいように素人には思える。
と、探偵氏はだれかの口真似をしていたところへ・・・・。
君:探偵さん、やっと会えたわ。
探偵氏:へへっ。へへっ。
君:印象、違うんですけどぉ、なんか・・変?!
探偵氏:そぉっ、すかっ。
君:え?!え、えっ、全然、違う、ちがうって、ば。
探偵氏:こう見えても、有料老人ホームの住人っすけどぉ・・・。
君:☆彡±☮∓ΩΧ%!∞÷・・・、わかんない・・なに、よぉ。
探偵氏:その続きがあって、多分、ですけどぉ・・、たどりついた知恵としての弁証法が・・・。そこを、某氏は、先人諸氏からのヒントを受け止めて、そうではないはずだ、と主張しておられる。不易流行観点も加えると、弁証法も多少、支えができるかも、でも弁証法弁証法だから・・・。
君:余計にわからない、わ、よ。探偵さん、・・散歩、お好き?
探偵氏:こう見えても・・・。
君:それって、あなたに似てるわ、同じこと繰り返す・・くっ、くっ、くくっ。
私:ありゃ、もう・・ダメ、でしょうか?残念、キミ、演技上手。
君:あら、そうかしら。それにしても探偵さん、なんかひどいキャラになってない?
私:ヒドイ・・って、そりゃヒドイっしょ。
君:反省なし?
私:散歩、でした・・・。
君:そうよ。
私:ついでに・・・
君:お茶、よ。
私:もちろん、ごいっしょしましょ。
君:文句なし。
私:外、暑そう。
君:暑そう?じゃ、な、く、て。暑い、ってば。
私:外、出たの。
君:そうよ。暑くて暑くて、もううんざり、よ。でも家(うち)にこもって外に出ようとしないあなたを誘おうと・・・。
私:うーーーん、そこまで察しがつかず・・・・、もぉ、ことばがない。19日、もう八月も下旬に突入!なのに、ぼくと言えば、キミの思いやりすら察しがつかず、なさけなや・・トホホ。
君:あのぉ・・・あなた、演技してるでしょ、フリ。私、ただ思いやりとかじゃなくて、私も散歩、したいの。お分かり?
私:そうね、そこだよ、そのキミっぽさ。ついでにハジケてるし。
君:持ちあげているの?わからないけど・・・アリガト。散歩、行きましょ。
私:そ、そしてお茶。・・年寄りは、こんな日、素麵(そーめん)をツルツル、なんてね。
君:でたぁ・・なんてね。だれも知らないわよ!
私:いやぁ、ハジケてる、ハジケてる・・・