連載は続く~SF掌編『秒、分、時間、3、7日』編


医療のプロ諸氏が急変に驚くことはもう止めにしてもらいたい、という巷の意見を少々。
というのは、素人仮説と仮説を名乗るくらいだから、ちゃんと実験位は踏まえている。
ネット発信ではサイエンス知見上の仮説のはずが実験抜きのだれもが読み飛ばし自由を保ったアイデア発信には違いない多くを目に出来る。それはそれ。
新型コロナウイルス事象に関しては、だれもが実体験的に実験内容を想起できる、というラッキーな事態だ。
一応インフルエンザに多くの人々が罹って、そのウイルスのふるまいを実体験して、つまり実験台を自ら買って出ている格好になっている。ちょっと振り返って整理する労を惜しまなければそれなりの知見応用は可能になる。
更に医療現場のプロ諸氏においてはそれらの様々なケースを整理できる立場にいらっしゃる。
ということで、最初に押さえておきたいことを指摘して、それらについてふれてみたい。
パチンコ業界は某大国系諜報脈(US映画・ドラマ<最近のドラマは映画並みに面白い!>ノリで言うならCIA脈の独立部門とかのと指摘できる)のやらせ班かと空想させるくらい、際立って目立って人を集めて営業中のようだ。他が静かだから、一人浮き出てしまった。コロナ騒ぎという偶然がそうしてしまった。
新型コロナウイルスは免疫系が通常に機能している人々にはほとんど”平和的”だ。ところがなんらかの原因(当然今時のストレス社会下、その種の免疫減退も含めておかないといけない)で免疫力低下な諸氏においては致命的なことが見えてきた。
そこで列島の老若女男諸氏だけでなく世界規模において、グローバルな環境において、弱者のためにこその挙に出ている。新型コロナウイルスの由来云々は後でいい。今は既に起こってしまっていることにより適切な応じ方の試行錯誤が要る。そして人々は経済活動を恐らく犠牲にしてまでも、なんとかこの事態(当然、数カ月以上にわたるかもしれない長時間を想像しながら)を乗り越えようとしている。ヒトらしくありたい、という意味でのヒトが具体化している(だから膨大にグローバルにはびこってしまってもきたのだろうけれど、一面ではすばらしいと言っていいのではないか)。

このことを押さえておいて、以下。

インフルエンザの場合、抗原抗体反応が活発化するには感染したかな日、からおよそ3日程度かかることを体験実験的に知っている。・・・①
その初日から3日辺りまでは節々は痛くなるし、熱も上昇し、で子供も大人も大変な体験となる。
ところが子供たちにとっては特に親たちの寝ずの看病のおかげだったり、その間に通った医師のことばや治療(投薬や注射やのどの手当てや等)によってと後々思い込めるような過程を経て、徐々に苦痛が楽へと変化していくことを実(体)験する。これに1週間目くらいが該当する。・・・②
人によっては、病み上がりのけだるさについて一種の快感として通過しているかもしれない。でも、そのけだるさを日常において快感の一種として更に再体験のための道具立てを工夫するようになるヒトのくせに出くわして食傷気味な通過点を持つことも人によってはおありかと。それはともかく、一週間もすると子供たちならもう学校に平気で行けるようになる。ちょっとだるいかもしれないからだだけど動かして風邪だったことをわすれて活発に動き回ってその後はもう動いたことによる好循環によって更に元気になっていたりする。病気だったことが大人の記憶操作を身に着ける以前ならば、本当のウソのように想起されてしまう。
新型コロナウイルスも風邪の一種だから、インフルエンザの過程を応用できそうだ。
するとマクロファージのコミュニケーションによるその後までのごく短時間を想定できる。
インフルエンザウイルスはRNAウイルスの典型のように変異し易くてしかもその変異が活性上有効に推移するのでやっかいだ。変異がその後を約束しない場合はそれまでだ。
新型コロナウイルスRNAウイルスだけど変異しやすい度合は少ないと性質を一応調べられている。
免疫を持っているならば(抗体を持っていてマクロファージのコミュニケーション情報に基づいて即量産に入れる場合)3日間程度で応じ切れる。
新型コロナウイルスの場合、新型だ!抗体をほとんどの人々が持っていない。
だからこその抗体を持たせろの秘かで厳密に計画的な作戦もありなわけだ。とてつもなく悪性の事態を招くのは本当に歴史上あったのかは不明なところが多いのだ。実質を探り損ねて事態を悪化させた事態を歴史的には極端さゆえに驚く方で記述してきた可能性の方が大だったりする。
ただし新型の怖さは、一般の人々にとってどうってことない性質のウイルスであっても、ウイルスの増殖能の凄(すさ)まじさは抗原抗体反応で応じきれない場合を生じさせる。桁違いのはびこりは簡単に致命傷となってしまう(ウイルス知見上のはびこった場合にどういうこが起こるかはネットや書物から簡単に学べるので暇があるなら即参照してください。デジタル化されている書物も多くなっている)。
マクロファージがしっかり呑み込んで情報も確かに発信したとしても、その先での処理が手間取るようなら、もう間に合わない、のが、ウイルスのやっかいさ、のようだ。
しかし、こういったことは医療のプロ諸氏にとっては常識の基礎知識のはずで、だから新型のコロナウイルスがはびこり始めたぞ、と通常の場にまで発信されるような事態になったならば、それなりに、プロ意識での押さえ方が可能になるのでは、と素人は想像する。
相当にヤバイ、と。
だから人権上、確かに危険だけど、この時代を共有する人々が信頼し合って、つまり、日ごろ信用できない国の政治家、行政担当諸氏へも、この際、緊急時だから、信頼し合う一員として認めて、行動制限がより適切な事態への対応方法だとなれば、それに従ってみる。現に、列島では先の唯一の例外を除いて、それなりに制限を受け入れる列島らしさを発揮している。大変なストレスには違いないのだけど、なんとかこなしている。老若女男諸氏がなんとか今のところは工夫し合っている。世間ばなしに耳を傾けていると本当に巷の所でミクロな工夫が折り重なっていることを知ることができる。
だったら、医療のプロ諸氏にもそれなりの応じ方の工夫を発揮してもらいたくなる。
医療現場には、(様々の要因を)持った人々が殺到しやすい。だから移りやすい現場でもある。そのことを率直に認め合いたい。そのことを指摘されていじめだ、と言ってほしくない。
それにそのことを認め合えれば、医療現場のスタッフがどれほど危険かに想像が働きやすくなる。
先の通り、数量(被ばくに似ているのだ。医療的に厳密計画的に少量だと健康にいい場合も認められる被ばくも多すぎたり、周波数がでたらめならば後遺症とか症状として大変なことになる)だから、治療しながら膨大量を仕事中に取り込む可能性に満ちていると言えそうだ。それでも緊張の中、ストレスの悪い方が動き出していなければ、耐性は保たれているかもしれないけれど、ちょっとした隙や耐性以上を被って感染と言う事態とは隣り合わせな現場には違いない。恐ろしく大変な場だ。ここらは一般が相当に想像力を働かせて緊急時の今について対応力の支えを間接的にも提供できる必要がありそうだ。
医療現場の維持にはそのタイプの工夫力が必須だ。でないと崩壊は時間の問題となってしまう。早めに感染しておいて抗体獲得どころのはなしではない。
飛沫感染の性質を踏まえた予防策としての工夫をしていても例外は介在して、だれかしらに移って病状を呈するようになる。
その人の免疫状態をセンサーの工夫によって基本との比較からコンピュータの計算からどう耐性を持つのかごく短時間で検証できるならばいいけれど、人の手を経て時間をかけて調べてわかって、となると、経験が物を言って、実際的時間内での対処、ということになる。
抗体を持っていなければ、その平静な状態は当てにならない、と判断可能。
新型コロナウイルスのふるまいだと、感染0時0分からどれほどして強烈な増殖過程に入るかがきっと(コロナウイルス研究は既存だから)わかっているはずなので時間とウイルス量の測定との並行作業のなか危険度合いを押さえながら、対処が可能になる。
ウイルスによって感染した各細胞が傷んでしまうことに追いつかなくなると流石の対処療法にかけては天下一品の欧米流医療でもお手上げで、ニュースとしてのお亡くなりになりました発信に至ってしまう。
サイエンスの領野は一応膨大だ。
だからその一分野としての医療や人文ということから言ってみると、医療が苦闘している一面について人文的にはウイルスがはびこって宿主を全滅させるとしたら矛盾だらけの話になるので、残り続けるウイルスはそういうタイプではないし、もし全滅タイプが残っているとしたらむしろヒトによるやり繰り由来だ、という事実の一面を示せる、ということになる。
人文的にはウイルスとの共存とかのことばの使い方も誤解を招きやすいのでは、ということになる。というのは人文的に進化の実際を素人が整理してみるならば、とにかく種というのはある具体性を帯びて世代継承する性質の集まりだ。だから種の多様はそれぞれ性を生じさせる。
でもってある種においてもその種の枠内でその先での生存に有利か不利かはともかく多様を絶えず生じさせる。種の持つ遺伝子の含み次第でその現れ方に一定性が濃いか乱雑化に向かいやすいかなどを想定させる。
だからとにかくばらばらっといろんなのが生まれてくる。そしてその時々の環境とかの条件でどれかしらがより生きやすかったりする。で残るけれど、残ったのがどう変化に対応しやすいかなども計算づくではないから、たまたまに過ぎない。
だけど残って世代を継ぐ。ここに競争とか、勝ち残ったとかの気持ちことばを含ませないことだ。でないと実際を捉(とら)え損ねる。
現生人類が生き残っているごく短期間の”知見”からこいつは環境適応性抜群だったから生き残っているとかを言ってもいいけれど、それは気持ちことばだ。
こういったことを列島の熟慮するタイプの先達諸氏がことばにしてきてくれていた、ので、素人でもこう整理できる。

当方のような医療上の素人にとっても、今、グローバルにヒトの積極的やさしさを体験していると感じている。だってごくごく少数の免疫弱者のために、移動の自由を計画的に制御してみせている。これは実験的に凄いことだ。
でも気まぐれなヒトの一面を意識できれば、なにかしらこの先の長期間のために工夫は繰り返される必要を素人でも指摘できる。
わけのわからない移動が介在して、偶然の感染により免疫弱者の犠牲が更に増えてしまう、ではやはり残念なことになる。
新型コロナウイルスの数量測定力をつけて、それと免疫力の測定もできるようにして、どういうその先の危険度かによって、(自らの免疫力による)抗体が身に付くまでの期間、治療によって免疫力がつくまでの期間などで、住み分ける応用ができそうだ。免疫弱者にももう人生末期でという人々もごく少数はおられる。でも多くは免疫力が通常に戻ればその後も人生を工夫できるタイプたちのはずだから、無理やり感染させてしまうような偶然を生じさせるようなことは、インフルエンザについても、これからのヒトの世では、コントロールするようになると予想させる今日この頃と察する。

 

 

探偵:と言ったところ、だけど、いかが?
私:素直に受け止めると、肩の荷が重い、よ。
君:そうよ、ね。受け止めきれるかしら・・・。
探偵:でも、今、できてる、って思えば、そうでも、ないかも、よ。
君:できてる?そうかも、ね。でもこの先、長そうだし・・・。どうかな。
探偵:そこ、そこさ。ヒトの認識論のところを、学問がどれほど切実に取り組んできたか、ってね。こういう時に、平静に、しかもいつ来るか知れない次のところでの平穏につなげていけるか、ってそういう具体的に何かすることに学問は考えの基礎を提供できるのかねぇ・・・。
君:探偵さんなら、なにかアイデア、お持ち?
探偵:そりゃ・・・。お茶する。散歩する。ぼかぁ、年とったから、それでも十分さ。
君:事件がないと、退屈してしまうのでは?
探偵:かも、な。今はこの騒動があるから・・ってことも、ね、正直言うと。
君:でしょぉ・・・。だったら、やはり、難しくない?
私:そうね、聞きたいね、そこ。
探偵:そのうち、に。たくさんしゃべったし、お茶にしたい、な。
君:そうね。
私:ずるい。
君:あなた、余裕(持ちなさい、よ)・・。
探偵:あんたね、そう急かさないことだ。こういう時こそ、お茶、だよ。ゆっくりと落ち着いて、そして激論を交わして憂さを晴らす。
君:なによぉ、それ。憂さ晴らしぃ!変よ、そんなのに、付き合ってられない、わよぉ。本気、なの?!
探偵:やつの愚痴がうざくてさ。で、つい。
君:ならいいけどぉ・・・。
私:・・・。
君:あなたもゆっくりお茶のんで、もう少し、気持ち、整理したら・・。
探偵:そうだ、そうだ。さ、行こうぜ。
私:なんか、年齢、逆になった感じ。落ち込むなぁ・・・。
探偵・君:何言ってんの、さ、元気だして、散歩、散歩だよ。そして・・。
私:楽しいお茶の時間、ってね。
君:ふふっ。