連載は続く~SF掌編『急ぎ足の寒気も雨を降らせる』編

将棋を指す人々なら・・・、碁を打つ人々ならば・・・などとつい考えたくなるし、どちらにも通じていない当方にとっては、その先の推測すらかなわない。
たとえば、死因が新型コロナウイルスならば制度的にその病院の収入が同じ病気の結果としても増える、という要因がある場合、どうやら新型コロナウイルス(SARS_CoV2)死亡数にまでその影響は出てしまうようにもグローバルな世の中ではまことしやかにひたひたと口にされているようだ。
たまたまそういった手法を採用していなかった列島では少なくなる方のバイアスが働いているようなことを通常の初春の時期のこれまでの死亡者数との比較から無視できない数が生じている辺りを今晩のテレヴィ番組では紹介されていた。
そもそもの新型コロナウイルスというきっかけに対しての向かい方自体が将棋指し諸氏にとってのその後の展開ということのよりリアルな対処の在り方として、どこに指すか次第という意味合いから、当初の対応とその後ということで新規のこれから起こりうるものごとにおいて、いかなる対処が可能かについて様々にシミュレーションできていることは大事になる。
生な状態で対処に出た医療現場はそれまで通りの誠実さにおいて、列島の場合も、現場の対応能力を超える事態を心配するようなことになったと言われている。
そして先の番組ではいまでもアルコール類の入手困難なことが指摘されていた。こりゃひどい!!なんと今でも感染症対策上必須の物資が通常のようには入手できず、通常のように使うことができない事態なのだそうだ。しかも密室に近い診療空間への警戒も含めて、病院経営が厳しくなるほどに来院者が極端に減っている。
当方はビックリしたのだけど、フランスのニュースにて、フランスでの食肉加工場での集団感染が最近生じて、その際、マスク着用ほかの準備はしていたそうなのだ。
なのに集団感染が生じた。着替え室とか集まるのを避けらなかったとか感想を従業員のお一人は語っていたが、多くの人々が働いていたということでは工場という一単位での捉え方がまず要る。
いわゆる三密は厳密に計量的に規定することが難しい。だから伝わり方としてはどちらかというと漠然とそんなものかと受け取られがちと察する。
けれどもその理想形を想定しつつ、近づく目標指標のように扱うには便利だ。
フランスでの出来事にもあてはめられる。
密な空間(閉じ方:岡田氏がテレヴィで何度も指摘されていたが、各部屋をつなぐエアコン装置を使っているような場合、或る閉じた空気の流れを生んでいてそれを通じての感染も起こってしまう)で沢山の人々が活動していてロボットではないから、呼吸ほかの活動も活発にしていると考えれば、そういった条件下ではマスクは心の安心材料程度にしか機能しづらい、と見た方が良さそうだ。
NHKテレヴィでも散々紹介していたけれど、くしゃみの飛沫の飛び方が半端じゃない場合、マスクは汚染を持ち歩くそのものにもなるし、そこから考えられることは、くしゃみの本人もずっとその汚染を更に汚染するようにして呼吸し続けることになるし、他人にとってもそういった飛沫で汚れに汚れた状態で呼吸して目の粗いマスクからの見えない飛び散りにさらされることになる。
そういったことを織り込んで外国のニュースでは銅とかを含ませたマスクを作っていた。
ここらは本格的に飛沫感染系のなにがしが静かに広まるような場合、実質的な対処ということでしっかり押さえておいた方がよいようにあくまでも素人推測だけど考えた次第。
新型コロナウイルス騒動の起点には色々憶測が立つ。
そうはいっても医療現場の対応の今の形は多くのところで対応できるかどうか心配するようなことが推測されていた。そういうことが起こってしまう。そこも押さえておきたい。
始めにどこに指す、打つ。それ次第とはいえ(ここらはコンスピラシーとかそれに近い軍事や諜報の闇の部分のグローバル世界でのありがちとも言える場面から推測できる情報力のある諸氏による心配だ)、生々しい対処の現場では、それよりもとにかく速度において資源集中対応によるその限界まで見えるような事態を招きかねない、ということも初期対応では考えに入れないとまずいと言うことだ。
たとえば医療部門で急速に対応限界が近づいてるかも、とか推測しながらも対応し続けている時に、感染症ゆえそれに罹って資源を失う、ということも一つだけれど、感染症だから必須の道具たちが足りなくて、命がけとか病倒れ待ち、のような逼(ひっ)迫の招き方はどうなのか。介護施設でもより簡単で大抵はうつりやすいわけだけど、マスクの類、ガウンの類、手袋や靴を覆うもの、そして消毒剤などを常備している。医療現場がしかし、その手の資材を不足の状態にしてしまって対処力が落ちる、なんていうのは実際に冗談抜きに列島では生じてしまった。ここらは初期の一指し、一打次第だろうに集中できるくらいの情報力と推理力のある諸氏においては、下手人の意図をはぐらかすためにももっと上手い手がある、とアイデアを出せるかもしれないが、実際のところ進行のスピード、せめぎあいにおいて間に合いそうにない。だから準備は欠かせない。
インフルエンザが比較的穏やかだったのは、勘違いして全国の学校を閉鎖した副産物と素人は見る。大方間違いないはず。免疫のないのは子供層だから。そして集まって移し合って免疫獲得して、たくましく成長していく。途中で老人に感染させて、老人の中には、といってもかなりのその中の人々にお亡くなりの機会を提供してしまうわけだ。老人には免疫があるんだろ?免疫の対応力が衰えていて数の対応が間に合わないのか、変異で免疫対応力自体が対応しきれなかったかなど色々適格な条件がありそうだ。
免疫のない状態というのは、マクロファージが仮に抗原の型を提示できても潜在的に量産させる雛形がそもそもない、という状態だから、反応は鈍いと想定できる。しかし、仮に似ていてそれっぽいのを量産しだして、だけど型が的確でなくて上手く抑えることができない、だから余計に活発に量産のための様々は暴走しだすという場合の免疫に関わる様々な要素が炎症作用も含めてかき回していたとすれば、なんらか体を免疫反応は起こっていても結果痛めてしまうという事態も想像できないわけではない、と考えたくなる。
オーストラリアの研究者(F.M.バーネット)による作用のことを改めて想起したい。
端折るけれど、閉鎖してしまえば飛沫感染タイプのかぜっぽい系はかなり抑えられることが判明、じゃ、生活は?ということになる。そう大事に大事にしさえすればいつの時代でもきっと抑え込めた。でも人の世、経験からかぜの対処は個々任せと近代の流れの中では医療任せとを対にしてなんとか工夫してきた。
生活を支え合うことの時代相はそれなりに動き続けた。そうしてきた。
だから貴重な経験をしっかり整理して、これからに使えるようにしたい。
免疫をだれもが持っていないような感染症にはかなりてこずらされる。これは間違いない。今回のように弱いタイプであっても人の世はほんろうされる。でも、工夫次第。最初の一手次第では更にうまくしのげるかもしれない、と予想がつくくらいの経験はできたのではないか。
社会工学パスカルの原理の最前線の諸氏にあっては日々が暇なしに参入の機会を狙っているわけで、今回については生活習慣というかその底のところでの一工夫が要るような変化のきっかけとしたいような趨勢だ。ただし、その限られた思わくが独走してもたいしたアイデアの内容があるわけではない可能性も充分にありうる。
医療の質をグローバルに保ち続けるという課題は、多くの人々に共有されるところまでは行っていないとしても、実質、免疫のない感染症蔓延事態ではそれは避けて通れないと恐らくグローバルに考える諸氏においては(ひょっとしたらコロナ騒ぎに批判的であっても、万が一アンテナが鋭敏な情報力を持つ人々においても密かに心配されているかもしれない)押さえられていることだろう。貧富の差のグローバル場面での解消がそれに答えを出すのかどうかなどは、そう簡単に判断できるはずがない。生々しい人のやりくりというところから押さえないと、とんだ事態を招きかねない。想像の小説が要る。ヒトをリアルにどう押さえそこでどうシミュレーションとしての条件付けすらが可能になるのか。それはそう思い込みの通りにはいかない、というかヒトを知らなすぎる。それと情報戦で操り過ぎてヒトをつくりものとして変形させ過ぎてもいる。
騒動の初期の報道番組でのゲスト発言において既にメジャーな脈に居るはずの金融かなにかのコンサルタント的な職だったかの女史が、極端な持てる層以外の人々にはきつい事態になるでしょうね、など紹介・指摘されていたのだった。
そこらを列島の今後もそうあってほしいけれどグローバル環境をうまく生き抜きつつで、独自な工夫もたっぷり織り込んで(つまりそれが伝承され続けるような実質の生活の在り方などもしっかり育てながらということになるけれど・・・桜の(散るというよりは一面を埋め尽くす)開花とかね)グローバルに一斉に一時的に沈没めいたことになるよりは各地が工夫して助け合いつつ、回復不能なほど落ち込まないより多くを巻き込んだ生活の営み持続のようであってほしい。

 


君:えっと・・・、最後の方で、ちょっとぉ・・頼みすぎなノリに近づいたような・・・。
探偵:そね、それは避けられなかった、よ。
私:一応、自分でなにかしようと企んでた、わけ?
君:・・・そ・・な、の?
探偵:うぅーん、どうかな、そうだったかな。・・・どうかな。
私:結局、どうなのさ。
探偵:考えてなかった、かも。
君:あら、当たり前すぎて、身近に感じてしまうわ、よ。
私:がっかりしたんじゃない、の!
君:そうよ。ね、探偵さん。だれだって、できることとできないこと、ってあるじゃない。
私:・・・・。
探偵:じゃ、二人で、お茶しようか。
君:いいわ、いいわね。そうしましょうか!
私:えっ?!なんか変な空気。
探偵:へへっ。わかりやすい、ね、あんたぁ。実に、わかりやすい。
君:そこが・・・、いいのかも、よ。
探偵:おっとぉ、そういう、こと、ね。くくっ。
君:ふふっ。
私:少しは喜べるの、かな?なに?わかんない・・。
君、探偵:ダメだ、こりゃ。
君:あなた、ね、三人で行きましょ、って言わないと通じないの、かしら?んもぉ・・。
探偵:キミも少し、急いてる?
私:うん、そうだ、よ。
君:気をもませるから、よ。
探偵:もうわかったから。さ、お二人、散歩だよ、散歩。
君:そうね、そしてお茶して・・。いいお天気になりそう。