連載は続く~SF掌編『話題が話題を呼んで、沸騰中だった話題の件』編


一時期話題をさらったUS大統領選について。
その前に二つほど
ひとつは官僚ということ。
官僚組織はそれなりの円滑な実務がはかどる工夫が自律的にできないとまずい。
そこで素人考えでは、忖度部門もしっかり活動していると見ている。目的は実務がいつでも機能しやすい状態を保つためとかじゃなかろうか。
主客が逆転してはダメ、ということにもすんなり気付ける。
官僚答弁と言われる、同情心とかとは無縁(たまたま聞きようで同情心が働いていると錯覚できる場合も含め)なことばが行き交う。
これについても、行政の性格からそれが相対的に落ちつくところと見なせる。
だからといって内部でのかつての自民党の派閥内での活発な議論と言われている質のことばが行き交う場を失ってはいなはずだ、と外野からだけど指摘できる。侃々諤々を経て、だけどありがちなまとめ役というよりは結局実務上のなんらかでまとまる。
そこが民間論へと誘いたくなる地点のように押さえられる。
民間でも試行錯誤に長けたUS事情を考慮できれば(と言って主に映画やドキュメンタリー番組から受け止めることができたニュアンスでしかないけれど)、(今でもやはり近い年月の中で出来た国だから)建国以来の矜持を持った脈や極端な成金脈の中のかなりの理念研鑽を積んだ人々がそれなりにまとめ役をこなしていると想像できる。まとめることをどうまとめるかで様々が生じやすいので、そう簡単なことではない、ということに気づければ、それなりにヒトの営為がいくつかメジャーな手法を試行錯誤のまないたに載せていると見なせる。
だから一方で政治家がしっかりしないと、官僚答弁だけのニュアンスで議会の印象を振りまきかねない。
でも雌雄を決するノリ、だけの議会だけじゃないことを、土地柄に応じて積極的に表現することも欠かせない。そこらがこれからの世代にもオープンな伝承とならないと奥義を得た、だれかたち(必ずしもそれに適した有能さの持ち主ばかりとは限らないのだし、要素の多彩・混在を目論んでも取り込む側の知見の限界も伴う)にのみ任せきりにしがちにする危ない要素を持ち込みやすい。
US報道を踏まえると、グローバルな世の中へ身勝手な強権を振るっただれかたちについては、そのUS内での口座からの出し入れを封じてしまうというお国柄であることに気付かされている。独特の生真面目さを普通に行使する。
一度は中止にもなった大統領選をめぐる討論会の一つは、話題総ざらいくらいエンターテインメント性溢れる内容となっていたと後の列島報道番組の数々が引用・紹介してくれていた。コメンテーター諸氏の多くもそれに異論を挟んでいない。
その”熱い”討論の中で、某氏は、”あなただって税金を払っていないことがバレないようにワル知恵を使ってるだろう。お互いにそんなことを批判し合うのはだから止めにして・・・”のニュアンスの発言をしていたのだった。
もうその時点でこいつはダメだな、と見なせたのは、その種のワルを日々使いこなしている民間の諸氏に違いない。
一種の手打ち発信ではないか。
汚職についての手打ちの類だ。
今、左派過激系の暴走が心配されている。元々ヨーロッパでは階級反対で過激に成れるはずの共和党もUSでは市民派だ。
けれどもその左派がかつぐ某氏がこれでは、内心冷え切ってしまうと遠く離れた列島在住からは思える。過激派的激情が無くても、これでは本末転倒だ。こいつ大丈夫か?と言うより、左派的理念からならヤバイんじゃない?と周りが心配してしまうような候補。
お互い悪いことしてるんだから、そこをいじくり合うのは止めに?
これでは大統領選びにはならない。
だから今の時点では、と素人流を発揮するなら、もう、列島識者諸氏が左中右双方を込みで発信されていたように、片方の候補は問題が多すぎる。民主党の候補選びは初めから・・・。だったのだ。左派潰し、と識者諸氏は指摘されていた。今ではUS民主党の有力候補になりうるのはやはりお年寄りになってきたけれど、かの有名な人物だそうだ。けれども、民主党を営む主流からは嫌われているそうで、その代わりにと選ばれた人物らしい。
識者諸氏にとっては既知だったろうお涙・同情呼びドキュメンタリー番組も選挙前日に列島で放送されていたけれど、それ以前に某氏のことは列島でも識者諸氏(先のように左中右立場を問わず)が問題有を散々指摘し続けていた。
だから思うに、某氏ご本人がやらせノリでただ演じている可能性を指摘できる。
でこれで済ませられるならそれはそれ、だったけれど、話題を沸騰させているのが、得票の件だ。
これで別の事実が出てきてしまった格好になる。
これはこれで大問題だ。大国USの大統領選挙でのことだ。
それに列島他でも選挙システムについては、疑問が投げ掛けられている。
ケネディ氏のことも含め、情報公開についても一定の理解を示していた現US大統領の今だから、それら諸事情にも応えてもらえることになり、ここは是非、選挙システムの真相をオープンにしてもらいたいものだ。

あくまでも外野発言なのでお許し願いたいけれど、(敢えて発信してしまうが)某東大のメディアに登場しやすい有名教授氏が、官僚答弁のようなことばを(選挙後の情勢だとして)連ねていた(ネットでも参照出来るのではないか。具体的証拠を示さないでの発信にはなるけれど恐らく検証は簡単のはず)。学術会議のことが話題になっている。(ここは現内閣早期に謝罪し損ねて悪循環の罠にはまったようだ。思惑は思惑、選別採用云々の事実化は別問題だったはずが、それをなんら根拠なしにやってしまって後悔先に立たずに違いない)。学者氏が官僚答弁のようなことば発信しか大事な時にできないなら、学術っぽさを問われかねない。”っぽさ”。体調とか色々あるから、いつでも万全を一般視聴者としては要求はできないけれど、せめて、くらいの矜持は持ってもらえないと・・・。