連載は続く~SF掌編『食材というわけではないですが、爬虫類、両生類で賑やか』編



ヒトが長年月かけて立証できて安全に使い続けている。そういう内実を一応指摘はできる。けれども、探偵氏流に事件性から探るならば、きっと、たとえ何千年程度の確かさですら、持続的な確証を得たとかの実感には乏しくさせる。生活上、継続してきた!してきた?ここらだ。
今時、結構食べ物由来で体の調子を整え損ねているのかもに気付けて試行錯誤に人生の途上、突入してしまった諸氏は大勢いらっしゃることだろう。
そして先のように、何がどう確かか、は中々難しい。
観察と検証の学的な手法を育ててきているから、そこらからある程度の確かさデータを得られる。一方で、それに頼り切れないことも承知しやすい。だから一方に個々の判断において、という選択の余地が非常に貴重になる。その一方で、集団性、集団の営みの方から、それは危険すぎるから、このまとまりに依存し得おいた方が無難、という判断基準を借用もできる。どちらか一方を強いられる、というよりは個々においていつでも参照できるのが使い勝手と言えそうだ。
牛乳が体に悪いというネット発信に出会って、どう受け止めうるか、を以前考えたことを思い出す。
パンとか小麦系の食習慣地域がだからといって不健康な集団性を発揮し続けているか、と言えば、それなりに長寿の諸地域も米の列島ばかりではなかった。
ここらは長年月そうしてきたことの暫定的帰結として、継承している分にはなんとかやっていけるの知見と受け止めさせる。
探偵氏ならば、なぜこちらではダメな食材としがちか、で事件性を考えてくれそうな気がする。
当方は、小麦を主食にしたまとまり食材になれていない人々がお手軽食としてパンを多用すると、栄養摂取上不都合が生じやすくなるのでは、と仮説してみた。またそこでの足りなさ加減を心配して、夜の食事が重くなりすぎてしまうとかのバランスも問題もありうるとか考えた。
ネット発信では、小麦とか牛乳について、成分が生育過程と関わるということから農薬の類も含め、広範な成分への関心として危なさを指摘されていたようだ。
映画『マイインターン』の劇中エピソードで、寿司ねたも水銀汚染が心配で、水銀摂り過ぎちゃうかも、程度のジョーク話が採用されていた。
探偵氏へのヒント発信を試みるなら、たとえば1980年代のサスペンスものには人生上のなんらか重圧のようなのがかかって、そこで人生行路を踏み外して、というようなエピソードになっていて、ドラマの構成が重厚なように作れる時代だったのだな、と思い返せた。その後、そういうのが、一部の特殊な人生化していく。事件を起こす人々は、諜報系からの日々の誘導とか宗教系人脈による試されの積み重ねによりあらぬ判断へと向かって、という姿、今時の姿に近づいていく。不平、不満に限らず、ヒトの心に生じがちな諸々を弱点として試され、試練にさらされその先を観察される。そういう境遇にいなければ、列島流のこれまでの多数な人々同様の人生を全うできる。
刑事・探偵ものを見ていると、情報網でのショートさえる脈の有無も貴重になるように感じ取れた。仕事の立場上、わかってはいても端折ることができない経路をたどって、その途中で事件は起きたり、起こって更に展開して、のようなことになりかねない。そこを今時の犯罪タイプの場合なら、事前にも察知してかなりの接近も可能になっているはず。
欧米で起きた目立った事件がニュースからは、察知されていた人脈が起こしている、ということで参照出来たりするわけだ。探偵氏は半端な高齢者だから、その手の派手な事件向きではない。





君:施設でお休み?探偵さん。
私:みたい。
君:あなたも?
私:キミも?
君:なに言ってんの、よ。
私:失礼。忙しい?
君:いいわよ、お茶・・・散歩?
私:暑いけど、木陰さがしぃの、で散歩してみたい、よ。
君:いいんじゃない。そうしましょ。