連載は続く~SF掌編『この間の発信についての注の巻(時々こういうのが入る)』編


ヒトは集団性の中で棲み分けてしまう。
そこに性格とかキャラクター形成の起点を見ることが可能。
その後の不可逆な年月をその時々の人格なりとさせ、表現させる。
つまり素質にそう違いはありえそうにない、ということだ。
起点自体にも既存の表現型が関わるし、形成過程でも然(しか)り。
だからより家族とは離れて、だけどかつての同族集団内での棲み分け上の発現の散らかり、ということも簡単に想起できる。
家族が、一塊として棲み分けてしまう、ということも充分に起こりうることだ。
その幸いの方にしっかり観点をおいてもらいたい。自発性が起動している。
そしてそのヒトが持って生まれた自発性動機の発動をつい気に掛ける方で、発揮する場合を指摘できる。
結構やる気を起こさせる出来事が緩慢な過程を迎えたような時に、手下っぽい棲み分け連中をも含む大小の集団性の中で、だれかは主なだれかとしてそのやる気を、昨今であればマスメディア経由のイメージ形成と関わらせて、その場に異質をイメージしてなにかに取り掛かる。その時に仲間を巻き込むというか寂しいから仲間を道連れにしてなにかに手をだす。
その手を出したことが世の中というか、当面の広い集団性において不都合な場合もあれば、そうでもない場合も想像してもらって、だけど、不良っぽい方で発揮されるのが、この種のたまに起こる飽きて、他のことをしたくなる自発性ならではの、ワルさとも言えそうだ。
そういう生起現象へしっかり関心アンテナを張ってきたのがリベラルな人々だったのだけど、今でもそういうアンテナとその次の工夫込みを対応力を身に着けた人々が巷にたっぷり(つまり捏造空気読み作戦に邪魔されないで済む程度の人数なり圧)いらっしゃるかどうか。そこはあくまでもリベラル力なのであって、かくあるべしで口やかまし系のありがちなおせっかいとは質・量で異なるというくらいは想像してみてほしい。
何事か祭り的集中できることに明け暮れて、これでまとまるとか思えるのが過度だと勘違いに近づくということを指摘してみた。
ついでに、介護で同志のように感じあえたとしても、そこに無茶が介在しては何にもならないのだから、そこは熟知されているように職業倫理を働かせることになる。
そこは肝心で、相対的にそうしておけるならそれに越したことはない、とも言える。
どうしてもしがらみが生じて、だれかには・・そして他のだれかにはという扱い上のことばにはしない場合でも感じ取り合いとしてのバランスの悪さを見抜かれるようなことが生じてしまう。噂上、そういうことがおこってないの?!とかの類は介護の現場だと日常茶飯とは思うけれど、そういうのとは異なる事態だ。
実質、より多くのお年寄りの頼りに成れることが要る職場だから、同志的な状態においては、ここはなんとかしてというごくたまにの特別さをお互いが成立させる代わりに、多くの場合、他の人が呼んでるよ、とかをしっかり受け止めてもらえる。ことば上は冗談も含めて、もう少し居て、面倒見てくれればいいのに、とかなんとか苦情っぽいことばを引き受ける場合もきっとあるけれど、その時の信頼度合の受発信状態で一応同志的ななんらかを感じ合えれば、先の長い介護職をなんとかやっていける。
ついでに人との関係だから相性というのが結構介在しやすい。
相性に依存し過ぎて手を抜くようなことがあれば、それはモロの形で結果を生じさせるので、そこは介護だったら介護の仕事上の意欲を妨げはしない。

ところで、列島報道では玉虫色でしか表現されていないのだけど、ネット経由で知りうる、またもや余計なおせっかい発信だけど、US選挙事情を伺うと、たんたんと不法な事態が含まれていないかどうか、行政のなんらかの権限から調査されているようだ。
しっかりと、しかもたんたんと・・・、だから調べられて不都合になりかねない連中が内心穏やかでなくなる、そういった映画じゃないのに映画のような出来事が進行している。
素人にはそう受け止められる。
行政の側の考え方もしっかりしている。不正があったら(つまりたまたま間違えたとか、当初騒がれて嘘か本当かわかりにくかった極端な出来事の嘘のケースなどは相手にされない)、USの基本から外れて国民にとっての選挙の質を貶めることになるから、調査は厳格・厳密になされるらしい。
列島だと事態扱いをぐじゃぐじゃにして他人の噂も七十五日作戦で流されがちにするから、その生真面目な進行形には慣れていないと推察するけれど、USは大国だからそうしてしまう。
規範は示す。
列島は周辺国だから、本筋に付き合っていたら外されためいた、揺さぶりを表裏で受けやすいためと想像するけれど、筋を通して骨のあるところを示す作法を柔軟にも強固にも育ててきていない。ただし、無茶な通しを避け、浸透させて説得を成すようなことは伝統伎で持っているから、そこらは外さないできた。でも大きな出来事においては、マスメディア発信も含めて玉虫色化が常套に近いと、素人は想起してしまう。
さてUS事情に戻ると、だから、攻(責)められる民主党側が今のところ、暴発とか挑発の発信源になる方に近い。共和党側は、少しずつ、たとえ裁判にする材料だから相手側に漏れると不利に使われかねないにも関わらず、こんなことまでわかってきたよ、めいた発信が小出しにされているので、熱気を冷めさせないというより、ワクワクし続けている状況と察せられる。だから暴発しにくいわけだ。そう素人観測は可能。
だから素人が今欲しい(できればマスメディアの取材力の方が応えてくれるといいけれど)論評はなぜ民主党がそういうことになってしまっているのか、ということ。下々のだけどかなりの勢力となっている思惑を吸い上げて主役の座にできるのにそうしない代用のだれかを持ちあげてしまう構造上の問題はなんなの?そこらをしっかり解説してもらいたいものだ。US大統領選の場合、負け続きで心が病んで、のようなことは想像しずらい。だから余計わかりにくい事態が進行しているように感じる。
現大統領も行政の調査のたんたんさと同様に、選挙に不正があればそれは許さないよ、と明確だった。
そして大胆な事例まですでにFOXのニュースに登場するようになっているようだ。
そこらのソースの検証は、FOXのニュースをたとえばNHKのニュースを見間違えないのと同じ質で、きっと間違いないだろうと受け止めている程度の引用になる。
現素人観測はそんなところであることを、一応発信してしまう。
USは実にたんたんと調査が進行している。やばいと思う側はもちろん、落ちつかないだろう。そこらはUSの映画で散々に見慣れている素人だったりする。
でもそこらさえ、列島報道は玉虫色発信になっている、ということもネットな諸氏にはおわかりとは思うけれど素人発信しておきたい。
USの分裂はつい勘違いするようなメジャーな発信もあるけれど左中右に関わらない膨大過ぎる貧困層+αな人々と巨富の棲み分け状態で、巨富の問題というか両義的なあり方についても最近ふれているので、ただ悪とかで見なす論法が無効なことくらいは、説明が要らないと思える。けれども、自戒とか反省とか、フィードバックとか工学的な制御のしくみが内装されているならともかくとかく、ヒトのすることなのだから無風だと結構ヤバいこともやりかねない、くらいの常識は持っていた方がいいと素人は考える。
膨大だけどその中に多少の貧富の差を見ることができて、生活そのものが不自由になりかねないその事情への瞬時の把握と対応はいつの時代でもきっと要る。それを踏まえた上で、どういうこれからを仕組んでいったらいいのかを、共同の場で、いかに?はヒトの世がずっと試行錯誤、考え続けてなかなか妙案に辿り着けていない。
でもいつでもとりあえずの名案くらいは出てきて、なんとか対処してきている、とも言えそうだ。