連載は続く~SF掌編『映像と関わる人物お二人(アルドリッチ氏やユージン・スミス氏)がピリッとさせた』編


 NHKのテレビ放送にてアフリカでは飛行機形状のドローンが一部地域で活躍していることを紹介していた。
 以前兵器タイプも含めてテレ東のニュース番組にてドローンタイプの様々を東大の専門家氏が紹介しているのも参考にできれば、危なくない分野においてもそれなりに場に応じたドローンのタイプ、使い方の最適化など工夫はすぐそこといった感じだ。

 ところで、現金給付タイプがいいのか、クーポンも含ませた方がいいのかの辺りに論の焦点が結ばれがちかもしれないけれど、素人老人ということでは、別の論を持ち出してみたい。
 基本は、数十万円の臨時収入を大事に使えるタイプ諸氏だったならば、食いつなぐ以外にも、その先の生活持続に(事業の継続や(人付き合いも含む)仕事探しやに)応用することを考えた使い方をしてくれて、しかもその支給がなかったなら日々の生活で消耗しつくし続けるしかない、という切羽詰まった諸氏に向かわせることだ。しかも持続的に当てにしてしまう誤解を生じさせないことも、大事だ。持続的に支給系が要るなんらかの境遇の諸氏には既に制度利用が成されているのか、使いにくいとしたらどう工夫できるかなど、行政の肌理(きめ)の細かさが問われる。
 現状は、既に10万円分支給で決まった。
 クーポン発行の意図は、なんとか支給分(総額の半分)をすべて使ってもらって景気の策の一つとしたいということと伝えられている。
 利権の脈々に治まってめぐりめぐって策に貢献しないかどうか点検済みとした上で、クーポン発行、実施に関わる費用とて、景気策に関与させることは可能で、その分の余剰費用という見方も可能で、先の前提のところを野党が問題にできているのかどうかは不明だ。
 単に費用面だけだったら、素人老人的な見方も可能で、景気策の一環の性質をどれほどお簿ているのか検証できる余剰分という形式チェックは欠かせそうにない。
 ついでに行政の人材もそれに削がれる。
 使うための支払い手段がそもそも無い、ということで困っている諸氏こそが臨時の支給で助力の対象に相応しい、という大前提をおいて、どれほどが貯金に回るのか、子供向けということで、かなりの額が使われるかも、という目算も成り立つ。
 臨時のお小遣い的収入で受け取るタイプ諸氏だと、恒常的な商業活動分野への支出というよりは、通常溢れかえる支払い手段がなんとか育て続けている芸能娯楽装飾系ほかのヒトの意識における余分のところを育て続けることに役立てられることになる。
 ここで一応、自動車のことにふれて指摘のニュアンスを探れるヒント発信にしたい。
 T型フォードの逸話(いつわ)が有名と察するけれど、20世紀以後今日までとりあえず自動車社会の要素を持つように世の中を育ててきた。そこには行政ほかの注力が背景となっている。
 たまたまか初めから承知だったのか、自動車生産のすそ野は多分野に人と沢山集める。
 持続的であれば、ある程度先を読みながら、結果的に生じている自動車社会前提の諸策に向けてインフラ整備他莫大な資金の要る事業を計画的に振り向けることを可能にするということで、ある種の余裕ももたらす。
 だから自動車への支出は、日常的な経費となる人々が厖大にいらっしゃる。
 もちろん、そうではなく贅沢的な支出に当たる、車嫌いとか乗りたくても、ちょっと支払い手段の持ち合わせが・・という諸氏も少なからずおられる。
 使ってもらうことで、支給のし甲斐ありと、踏まえる政府へ、異論をとなえる立憲党諸氏においては、だから、(使いたいけれど切羽詰まり過ぎてそのものが無い諸氏以外にも)使ってもらえるかどうか、クーポンはそれでも期限付きだから短期に使ってもらえるはずという性質を帯びている策と想像できるので、そして先のような余分な費用の仮定を押さえてもらって、景気刺激ということばではなく、経済活動に必要な消費が、それも臨時のことばそのままにいつもの製造工程は働く必要のない消費に流れてしまって・・・ということにならない工夫込みで、代案を提案できるとかが、頭のトレーニングにもなるし、政治の生々しさが無駄に流れない過程を生めそうにも思える。

 もう一つ、上っ面をなでている話の続き。
 600年代から700年代にかけての頃の列島の有り様を天智・天武・持統の頃とより絞って紹介する去年放送された(だから一年くらい前)NHKの番組を(録画しておいたのを本日)見ながら、性質の違うシチュエーションには画期が避けられないだろうに…など素人老人のりをろこつにしながら、別の筋を想像していた。
 おとなり中国とは比較的たどれる年月前以来交流を重ねるようになっていた。
 そしてそのおとなり中国では正史の上でも特異な政権が生々しくうごいていた、ないし生々しく体験してしまった派遣員たちが、それを生々しく印象できて、伝えることになる。
 そんな時期に制度的な裏付けを得てのトップに女性が当てられた。
 しかも色々と素人目には類似のなんらかが見え隠れするのだけど、そこらの現専門家・事情通諸氏の押さえ所はどうなっているのかどうか・・。
 テレビ番組の諸氏においては大袈裟に完成された制度を使い慣れた中央集権組織における権力争いのような話を知識として語っていて、素人には参考になりづらかったけれど、どういう思い込みをその頃の列島には生じさせやすいのかについては参考にできたと押さえてみた。
 占領下に近い位置で、残党意識の人々は落ちつかなかった一方で、660年に一応平和裏に事を納めた人脈においては、それなりの指令があったのか、設計図をしっかり身に着けただれかたちが担ったのか、(城下町との対比からも)縦横直線で交差させる独特な街づくりや、掘っ建てが宮にすら採用されているような土地柄に、寺の建築では使われていた礎石を置いて柱を立てるタイプの街づくりへと極端な変化を一気に成した。
 後の世でも、結局、銭を袋に詰めて重さで測るようなことをしていた取引きに使われる支払い手段という発想の芯のところを列島生活は持っていたようだけれど、富本銭は、一応、額を表示てきるタイプの通貨にしようとしたか、形を真似ただけだったか、その当時に作られた。
 どういう壬申の乱だったのか、記紀資料を読んで想像するしかない昨今なのか、相当な発掘結果を得ているのか、そこらは素人なりに調べてから指摘する必要は感じるけれど、とりあえず、飾り物の数々を工作する大きな工房が宮の地に作られて、それが発掘されている。
 遅いということは無いので、とにかくその時期の読み直しが、巨費を投じた発掘が、今時、必要なようだ。
 ドラマ『相棒』でも、水谷氏演じる独歩のリーダー役が、反町氏演じる良き相棒を得て、しかも、ここが肝心だけど、六角氏演じる鑑識(様々な鑑識用機材を使いこなし、データの性質分析にも通じている)に時に助勢を求めて、事件解決へと至る。六角氏はしかし去り、新たに青木氏演じるサイバーセキュリティの特別捜査官役がいかにも今日風に登場してコラボレーションの巧みを表現されている。ここらの組み合わせは、歴史探求とは言え、それなりに参考にできそうだ。