2022-01-01から1年間の記事一覧

連載は続く~ SF 掌編『簡潔に整理(できたかどうか・・・)』編

元素がそもそも同位体のように変化に富む。 細胞くらいの構成ともなるとそれ自体が変異の素だ。 そうはいっても、先日テレビで紹介してくれた変種メダカたちのように、色は様々に生まれてくるけれど、どれもメダカっぽく見える、そういった変種の出方だ。 だ…

連載は続く~ SF 掌編『経済話はもう少し先で』編

人によってはその歴史性から逃れた地点で実践できると思い込みたいかもしれないけれど、なぜかヒトの営みは歴史性とごいっしょだ。 歴史性は個々性の要素も含みつつ、時代的、相互的で関係性の濃密な絡まりから出来上がり続けている。 啓蒙が含ませた"良き思…

連載は続く~SF掌編『古代、列島各地ではどうことばを営んでいたの?』編

ヒトの頻繁な移動・交流ほか、たとえば商業活動の活発度合とかが絡んで、たとえ列島といえどもそれなりに使用ことばはこなれる圧に晒(さら)されやすくする。 日系で各地に移り住んだとして、その土地での活動上、根っからの心身化できている方言の類を後生大…

連載は続く~ SF 掌編『前半、氷の話つづき。中後半は年寄りの余談、興味おありなら』編

春だよぉ~~ 出てきたのは魚たち 街の中流れる川を泳ぐのはやせヒラヒラ 郊外の流れには丸々としたのが 関連づけすぎて整理しちゃいけない、たまたまだ それにしても、魚たちは老後の心配はいらなそう ヒトは余程でない限り、メタボは避けられればさけるべ…

連載は続く~ SF 掌編『急に寒くなった・・ので』編

人権をめぐって争いが起きている。 更に、民間主導の暴力沙汰の後、公的部門の関わる暴力沙汰だ。 列島政府は暴力沙汰では困ると本筋を一応通しているようだ。 先に手を出したほうは、手を引っ込めて、我慢ならんと後から出たほうが今は騒ぎの対象になってい…

連載は続く~ SF 掌編『所轄刑事が見回り中に使いこなす技は冴(さ)える』編

列島の史実に近いところでは、たとえ"ひょっとしたらこれからも怨念ノリから乱暴狼藉をやりかねない"権力に近い人々の群れであっても、包摂して全体で中央集権プロジェクトに望み続けている。 そこで時に藤原氏と関連した秀吉氏のようなことも起こる。 しか…

連載は続く~SF掌編『介護の未来のごく一面』編

他人扱いと関わる話の書き手諸氏やそこらを目指す諸氏には介護現場での仕事担当に就いてみることを勧めたい。 どういうことかというと、救急とか事件物ドラマの欧米版では、流血、呼吸困難など短時間での致死性要因を踏まえた対処も不可欠なエピソードに、そ…

連載は続く~SF掌編『個を分裂させるような仕掛けには注意が要る』編

冷戦的しくみは人々の考えを建前ことばに満ちるように仕向ける一種の(権力系による)いじわるだ。 ヒトはいつでも保守点検を怠ることはできない。生活持続のためだ。 ヒトはいつでも革新的な変化対応を工夫することを、嫌でも求められてしまう。忙しくなるの…

連載は続く~SF掌編『「素」のべらぼうな元気さに関わる話』編

生命が最終型であるかのようについ勘違いする先入観に埋(う)もれているならば、多分、よりわかりづらくする。 生命とかをニュアンスすることばを各土地柄が育ててしまっている。 それも勘違いの素になりそうだ。 仮りに超々高密度な点っぽいのがありえて、と…

連載は続く~ SF 掌編『試しに粗すじ』編

ここでは一応素人流を通す。(映画『スパイゲーム』『イコライザー』ほかを想像してもらいつつ、その手のタイプの映画脚本のあらすじ相手と思って読みすすんでもらえればありがたい) 専制と(スポーツや巨大・大・中・小プロジェクトで例外なくだれもが採用し…

連載は続く~ SF 掌編『近藤氏新書を更にふれる』編

・・のはずだ、タイプでふと推測を誘う"決定的"証拠の数々を蓄積させてみることは欠かせない作業にしろ、"冤罪"タイプの事情を生じさせかねないことにかわりはない。 とはいえ、専門的な鍛錬を重ねてきた諸氏においては、安直なストーリー構成欲を遠ざけるこ…

連載は続く~SF掌編『変色域の話題』編

素人プラス老人だから、だとは思うのだけど、肝心の自然災害に向けた世の中に発信された貴重なサヴァイヴァル知見の整理は放置した状態。 どちらかというと古代史っぽい方に向きがち。 その古代史に関しては、それへと熱心な諸氏こそは学習熱心な方々だらけ…

連載は続く~ SF 掌編『色は匂へど散りぬるを我が世誰ぞ常ならむ・・・』編

どなたも気づかれてそうな事について素人老人風にことばにしてみるシリーズその何度目か、ということで、子供たちの認識"野"と大人たちの認識"野"との違っていそうな辺りについて、ふれたい。 "野"としたのは、その野が脳のどこかの部位を指そうとかではなく…

連載は続く~ SF 掌編『日中のごく一時だけポカポカ(ポカポカポカポカポ・・)』編

近藤健二本からふと思い浮かべることができたことを一つ。 現USのことば事情のようなことが、かつて列島でも起きていた。 主に半島でことばを得て育って、その途中である年代たちが集団のまとまりで列島へ移動する。 それが一種断続的に積み重なる。(USでの…

連載は続く~SF掌編『ちょっと一息2022(令4)年1月、キミとお茶する』編

若い年代たちへ、ある種の広場を与えて、その景色(けしき)をキャンペーンに使う、ということを20世紀の後半では特に際立たせていた某大国演出ということを指摘してもそう外していないのではと素人老人はつい思いがちになっている。 適度な年齢の女や男たちは…

連載は続く~SF掌編『(海底)火山たちが活発な状態は続く』編

土佐清水港の水位上昇シーンをNHKテレビにて見た。 90㎝の津波観測とのこと。 2mだったら係留中の船が"岡"に置き去りにされる可能性も、との印象を持った。 そこで早速、海底火山噴火の規模次第ではどういうことが起こりうるかを調べてみた。 ますは肝心の現…

連載は続く~ SF 掌編『ここ数日、たしかに、寒い』編

ネット商売モデルといっても様々で・・・などとぼやいているようでは、そのあなた、たいしたことないから、その分野のことは考えないでおくに越したことはないよ。人生をほかのことで豊かにできる、きっと。 でも、だ。ネットにつながる人数は既に膨大量の領…

連載は続く~ SF 掌編『GISの歴史探求利用とか』編

たとえば・・最近の広い画面を高精細に使えるPCにてGISを使うなら、前回参照した松本氏の知見など考古の資料から集落変遷のデータを地理データとしてプロット、各時期一枚一枚が透明色下地にレイヤーを構成させて、プラス、気候変動の今時知れているかなり細…

連載は続く~ SF 掌編『列島の縄文・弥生・古墳期とちょっと先くらいまで』編

『むらさき染めに魅せられて』('12 農文協)の大河内氏が紹介してくれていた黄櫨染(こうろぜん)の色は氏の指摘だと日の出の頃の束の間見ることができるダイダイのようなムラサキのような明るく輝くようなそして落ち着きもある色のことだ。 夕暮れ時の色は何時…

連載は続く~ SF 掌編『脳の癖を知って季節性風邪治療で稼ぐ』編

以前録画していたので、わざわざCMを間に挟むような視聴を我慢しながらそれを見続けることもないな・・とも思えたけれど、つい見続けてしまった。 『ある日どこかで』('80)。マーロン・ブランド氏、ジーン・ハックマン氏らが脇を固めた『スーパーマン』で…