2022-01-01から1年間の記事一覧

連載は続く~SF掌編『文書に埋まって・・の悩みのないころ』編

文書が行き交う官僚組織を前提に出来ない時期を想像しまくる必要を素人老人は古代列島っを振り返ってみたいときに、とりあえず、想起するわけだ。 やがてそういう古代の時期が到来したことも一般的に知れ渡っているけれど、確実に木簡研究の現状において、ぞ…

連載は続く~SF掌編『三内丸山住民は温暖好き』編

三内丸山で育った子供たちの一人に過ぎないキミの子孫がどういうわけか倭国~日本を動かすだれかとなって・・・という噺。 三内丸山住人諸氏は氷期の極期を過ぎて急激な温暖化を経た海進の進んだ頃を安定的に営めている。 そういう温暖な落ち着きを体にたっ…

連載は続く~SF掌編『広瀬本年寄り系読者がSuiスイFuらふら』編

できることならば推古の頃から道鏡騒動の頃までの考古知見が整理されてくれているとありがたいわけだ。 たとえば、(九州王朝("王様"がいたかどうかハッキリしないという意味から、ないし共和制志向の側が想定する確固とした形だったのかハッキリしないという…

連載は続く~SF掌編『福田氏に依る春日局』編

福田千鶴著『春日局』('17 ミネルヴァ書房) p214 から 春日局、辞世の歌二首 けふまでハ かわくまもなく うらみわひ 何しにまよふ あけほのゝそら[漢字かな交じり] 今日迄は 乾く間もなく 恨み侘び 何しに迷う 曙(あけぼの)の空 〇何しに:なんのために、ど…

連載は続く~ SF 掌編『もぉー、いいかげんに、しょっ』編

猛暑にコロナ騒動?! しかしそれが現実のようだ。 コロナカゼは季節性を持っていないようだ。 喜田氏は変異して安定的に侵入先を見出していける過程の難しさから、既存状態が環境条件との対話の中で選択的により勢力を拡大してしまうタイプが登場するという…

連載は続く~SF掌編『過疎化と時系列把握』編

過疎化という問題は継続中。 たとえ一人前に育てて世の中へ投げるタイプの個々尊重が働いていてもその故郷なりでのなりわいを得て、土地柄での改良も含む関わり方を人生と出来てきた時期もたっぷりありながら、今は、そうはなっていない。 経済の営みがその…

連載は続く~SF掌編『中央集権化を試みる際の留意点など』編

純粋型の自由は・・、純粋型の民主制は・・、ととりあえずその目指される収束域を想定できる概念については、多くの場合、実際的ではない、暫定的に押さえておけそうだ。 またある時点で構想しうる世の中のあり方、集団形成のあり方について、これぞ答えとた…

連載は続く~SF掌編『暑くてショーがないけれど、とにかく今どきの話題だ』編

近現代試行錯誤の中で比較的最近の懸案は、ある程度の共存志向が芽生え、それを一応共有させたいという思惑は生じさせていても、たとえばネオナチと決めつけうるタイプの排他性の濃い思惑で集団形成を図ってそれなりの政治勢力となりつつあるかもの動きへ、…

連載は続く~SF掌編『暑気払いの二題』編

教条的に書き文字の代わりに、という主張は今生きる人々にとっては無謀以外の何物でもないと素人老人も踏まえられる。 列島の場合、義務教育中の先生たちの面白い話を聞いていれば自ずから文字文化に親しめてしまうということも押さえて置ける。 普段でも文…

連載は続く~SF掌編『今は昔の物語り』編

今は昔・・・巷とはいえ、そっ、巷は普段着の人々の利害を渦巻きがちにしながらも、落としどころくらいは探りあえる智慧を育てあってもいた。 そうはいっても・・・時には乱闘交じりのちょっとした騒動も起こす。 てなわけで・・・どうしたって仕切り役は要…

連載は続く~SF掌編『US映画・ドラマが多くを教え続けている』編

映画、ドラマ部門の活躍から素人老人へとその一部は伝わって、多少くらいは学べているつもりの辺りから、もう少々。 テレビ放映の再放送で度々見る機会が提供され続けている映画の"ボーン・シリーズ"は、かつて『陰謀のセオリー』('97)でも下敷きにされてい…

連載は続く~SF掌編『数えきれないけれど生々しく利害は、たゆたう』編

世の中の成り立ちが歴史性を積み重ねていくというこれまでの趨勢を考慮できるならば、それぞれに今そうありえている脈絡をめぐる確実さに執着させるなんらかを想定することを無理だと決めつけることは困難だ。 ただし、今の時点で、自分たちの集団性を温存す…

連載は続く~SF掌編『進行形なので、素人の外しであってもらいたいけれど・・』編

テレビや映画の捜査ものからなんらか学べてるかも程度おドがつく素人の見解に過ぎないことをお断りした上で、現進行形の事態についてふれておきたい。 とりあえず、2つのこと。 一つは、弁証法役割分担の内側で口角泡を飛ばす激論も含む演じあいをなさって…

連載は続く~SF掌編『暑い日は部屋に籠ってゲームでもしてりゃいいさ、なんていう話』編

大きな歴史の流れを出来れば大筋もれなく知って、土地柄なりの特性とかを均しながら当面必要かもと思える要点を経年的にまとめて、知っておくという作業が成り立つようなら、素人の大雑把だし部分的な指摘でも、少しくらいの関心喚起くらいにはなってくれる…

連載は続く~SF掌編『補足のつもりがちょっと長めの眺め』編

生き物・動物たちの寿命を、よく知られたペットとか家畜とか獣や虫の類から想像できれば自ずから気付けそうだ、ということの一つに、ヒトにとっての子供年代(一桁年代、せいぜい小六か中一くらいの年齢)を経て、生きていくうえで必要な多くを身に着けてしま…

連載は続く~SF掌編『今どきの人々も大変だが、40年前の熊たちも大変だった』編

安価により多くの人たちがそうしたいと手にできる形だけの民主主義っぽさをある商品が発揮していたと想定することで、麻薬とかの混乱の"素"について、どうとらえうるかのヒントにはなりそうだ。流通させない選択は、高値売買を生じる、という場合なら、その…

連載は続く~SF掌編『仮の姿』編

PCemというエミューレータを今年になって知り、試しているのですが、なんとか使い方の一端には慣れたかな、というところで、触れてみる気になった次第。 PCemは装置の原型を提供している感じで、その共通規格にそったデバイスなりマザーボードを仮想的につな…

連載は続く~ SF 掌編『相当に老いたやつが列島古代のどこかを空想してみた』編

ヒトの性(さが)を見逃したまま、形だけの民主主義というのか、自立の向くままに任せたりすれば、各地に力自慢の大将を生じさせて、膨大な各勢力間に争いごとを日々繰り返させることだろうな・・・と素人老人的には想像させる。 列島的には、ある時期の脚本家…

連載は続く~SF掌編『関心を持って挑む』編

フランスでは硬球を一回り小さくしたくらいの大きさの雹(ヒョウ)を降らせる嵐のひと流れがあったとニュースにしていた。また直ぐ次が襲来するらしい。 そのニュース表現は大いに参考に(素人老人観点からは)なったので、少し先でふれたい。 USは戦争を(なぜナ…

連載は続く~SF掌編『魚たちの関係性感受としての距離感把握は相当なものだ』編

つい先日も、『イージーライダー』を放送していたから、見る奴はきっと見ていたに違いないと素人老人は言い放ちたい。 当方はというと、録画はしたものの、出だしの少々を見て中断している状態。 USはもう既にたとえの意味で瀕死の"病気"だった。 ヒッピー系…

連載は続く~SF掌編『時は天平へと』編

その時を同時期として体験できた主だった人脈上の人々は、一方で同情したかもしれないし、困ったことだと内心穏やかでなかったかもしれないし。 でもとにかく情勢上は、大局は決していた。ここをまず外さないでおきたい。 大局の都合からすれば、残務処理の…

連載は続く~SF掌編『素人流列島古代史の一時期まどめへ長い前置き』編

中央集権発想は諸々の違いが邪魔したりを生じたりがちな辺りをなんらか超えてかして、まとまり感を得て、それが互助の相乗を生じるかもで、集めて争いあうタイプの喧噪をできるだけ省いて、肝心な日常の営みを営みやすくしようとする古来からの現生人類にと…

連載は続く~ SF 掌編『前回の続き』編

前回は古代中国のまとめ役のようなあり方の一端を想像できそうな事例を持ち出してみた。 対外的に用いていたはずの"倭国"呼称を事態として理解していたのは、それに関わる限られた人々であったことも多分想像しやすい。 そして倭国は中国の権威下、或る役回…

連載は続く~ SF 掌編『古代と今と』編

儀鳳年間(676-679)儀鳳暦(ぎほうれき)は古代の倭国(以下から類推するに日本国とするのは微妙だ)での呼び方で元は麟徳暦(りんとくれき)元嘉暦と儀鳳暦の併用(690年)儀鳳暦から大衍暦へ変更(763年) 旧・新唐書の両方が倭国名を扶餘豊との絡みで登場させている…

連載は続く~SF掌編『餅米薯无』編

そのプロジェクトはとりあえず中央集権と今日見做(みな)したくさせる集団の営みの様を得ようとし始めた。大国をかなたに意識出来てしかもその営みの様のある面はイメージ可能な時代だ。 どのような手順なりが要るかについても、それなりの整理を得ている。 …

連載は続く~ SF 掌編『専門系情報発信が盛んな幸運の時期、素人流発揮』編

馴染み難いそれなりの時を経た資料を読解していくには専門家の助力が欠かせそうに無い。 書物にふれる多くの諸氏においても、なんらか気づける。 でも専門家諸氏においては気づきとその先が素人からは求められるように想起できる。 専門家諸氏ならではの、読…

連載は続く~ SF 掌編『ネットを通じてでも多くを学べそうな辺り』編

文書処理をほとんど必要としない組織運営の状態だとすると、たいした官僚組織(中枢内の複雑な分業を支える膨大な人材の量的側面)も育てておく必要はなかったはずだ、という素人仮説を列島古代史には持ち出しておきたい。 それが一時的に変化したのは、天武・…

連載は続く~ SF 掌編『断続的な話』編

ファンタジーという単語を用いた時になんらか偏見の類をお持ちならば必ずそちらに引っ張られた感じで受け取られるようなことを頭のところで指摘してみたい。 とかくヒトはファンタジーに思考とか頭と使うように働かせてしまう。 物語的な形を用いて説を整理…

連載は続く~SF掌編『時々(紙の)専門用語辞書を引く』編

巷へ向けたニュース報道もそれなりに落ちつきをいくらかは取り戻してきたか。 当初、物価上昇でインフレか、程度のノリがまかり通り勝ちだったように年寄り視聴者からは伺えた。 でも、この2、3日の言葉使いでは、物価騒動は確かに、内実は複雑だとしても…

連載は続く~ SF 掌編『文芸、儀式・儀礼』編

広く文芸としたとき、文字以前の風土であれば口承系が盛んだったりする。 現代芸術ノリと言って通じるかどうかはともかく、以前ならば"文明"観点からして素朴にたとえ見えたとしても、実は凄いことをやってのけているとか"下手うま"よりは手が込んではいるし…